何事も、真剣勝負!・・・脇宮盛久 vs 西田親生
いつも無理難題を持ち込んでしまう筆者だが、一度も嫌な顔もせず、果敢に攻めてくる匠がいる。その人の名は、脇宮盛久。熊本ホテルキャッスルの和食料理長である。
五十代で黄綬褒章と現代の名工を受章した、凄腕の和食料理人である。リーズナブルなものから特別料理まで、手抜きをすることはない。
自ら監修したという『辛子明太子』が実に旨い。時折、ざる蕎麦を頼むときに、必ずと言って良いほど、この逸品が詰まったおにぎりを注文する。
甘味も辛味もバランス良く、深みのある味わいに、おにぎりの旨さが倍増する。テイクアウト商品にすれば良いのにと思うが、勿体ない話である。
この1年間、何度か特別料理を依頼したけれども、食した知人たちは、目を丸くして、脇宮流の会席料理に圧倒されていた。
すこぶる一徹者であり、人並ならぬ拘りを持つ同氏。不運にも、コロナ禍により、凄腕を十分に発揮する機会が激減しているが、これからも、唸るような料理を創出して頂ければと思うばかり。
▼脇宮盛久氏 作 特別料理の例
サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。