西田親生の自由気まま書・・・『水面』
写真撮影は日々楽しみだが、台風14号が近づくにつれ、窓から空を見渡すと、分厚い雲の奇妙な動きが、少々心配になってくる。
住んでいるところは、標高80mほどの丘の中腹にある住宅地である。洪水も崖崩れも全く心配することはない。岩盤が強いところで地震にも耐え、且つ、台風の突風を直接受けぬところなので、1992年に甚大な被害を齎した台風19号の時も、瓦1枚も飛ばなかったことは記憶にある。
ただ、温暖化の影響にて『自然災害』が世界的に急増しているのは否めない。そんなこんなを考えていると、自然に足を向け、自然の生き物や花々、そして景色にシャッターを切ることが如何に平穏なのかと、感謝することが多々ある。
本日の『西田親生の自由気まま書』のお題は、『水面(みなも)』。『水面』に映る景色を逆さま(上下対称)に撮影する時、『シンメトリック』な映像は心地良い。そっと『水面』に手を差し入れて、透き通った水の流れや冷たさを指先で感じるような妄想に耽ってしまう。
『水面』という言葉を『すいめん』と発音すると、イメージが壊れてしまうので、やはり、『みなも』である。
『みなも』となれば、凪状態の『湖面』が頭に浮かぶ。微風さえもなければ、『湖面』は『玻璃面(はりめん)』のように実像が逆さに美しく映り込む。そんなイメージを度々描いてしまう。(カメラ三脚が必要だ)
今回の『自由気まま書』は、筆者が写真でイメージする『水面』にしては太めの元気一杯であるが、自分なりにお気に入りの一つ。
この『水面』が台風14号の直撃で乱れ、各地に甚大な被害を齎さぬよう、静かに祈るばかり。
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