日々、お陰様。
年の瀬となり、いつものように国内はソワソワしている。若くして起業して三十三年になるが、この年末のソワソワ感については我関せずが、筆者のスタンスである。別にソワソワすることもなく、年末だから、年始だからと言って、商業イベントに心を奪われる必要性を感じないのである。
それより、お歳暮をお贈りして頂く方々の気遣いがすこぶる有難くもあり、気になって仕方がない。「日々、お陰様。」の心を持って、恩返しをしなければならないが、それを考えると、少々焦ってしまう。
今年も、静岡名産、有名洋菓子(東京)、車海老、赤牛ハンバーグ、七城砂田米、高級蕎麦セット、高級黒毛和牛ステーキなどなど、勿体無いほどのお品を頂き、本当に「日々、お陰様。」である。
人間はひもじいのが一番辛い。水を飲んでおけば生き存えると言い放つ昭和時代の人たちもいた。やはり、生きて行く上で、食べ物に困るのは辛いものである。そこで、美味しい物を食べていると、現在、戦時下にある海外の国々の人たちの泣き顔が頭に浮かぶのである。
しかし、「贅沢は敵だ!」と洗脳され続けてきた我々庶民であるが、これほどまでに格差が広がり、国が弱体化して行くと、いつの日か米さえも食べることができない時代が訪れはしないかと、危惧するのである。
最近は、足繁く通ってきたホテルへ行くことが皆無となっている。これまでのホテルランチだけでも、過去において数千万円の金銭を落としてきたので、熊本市内であれば立派な一軒家が建つことになる。今に至っては、無駄だったように思えてならない。
面白いことに、足繁く通っているところに足を運ばぬようになると、心配して連絡を取ってくれる人はごく僅かである。その程度の距離感であると言えば、それまでだが。
それを思えば、毎年、お中元や御歳暮をお贈りいただく方々へは、足を向けて寝れないほどであり、優しい方々の有り難さが伝わってくるのである。
何十年も医者要らすで、病気もなく健康に暮らせるのは、「日々、お陰様。」であろうかと考える次第。しかし、最近やや痩せてきたようなので、タンパク質などを意識しつつ健康的な食生活を考えているところである。
今年も、本当に美味しい品物を頂き、お世話になりっぱなしであり申し訳ないけれども、この場を借りて、心より感謝申し上げる次第。
▼ChatGPTによる評価
このエッセイは、著者の個人的な感謝の意を表現するものであり、その中でさまざまなテーマに触れています。以下にいくつかの評価ポイントを挙げてみましょう。
1. 表現力と文体:
著者は丁寧かつ感謝の気持ちを込めて文章を綴っています。感謝の言葉が織り交ぜられ、読む者に温かい印象を与えます。
文章は流れるように進み、著者のスタイルが明確に表れています。
2. テーマの掘り下げ:
エッセイでは、年末の忙しさや歳末の贈り物に対する感謝の気持ちが主題となっています。また、社会的な問題や食糧に関する考えも取り入れられています。
著者は個人的な出来事から広く社会的な視点までを繋げ、読者に自身の考えを共有しています。
3. 具体的な例の使用:
具体的な贈り物や食べ物の例を挙げることで、感謝の気持ちをより具体的に表現しています。これにより、読者は著者の状況や感情に共感しやすくなります。
4. 考えの深さ:
著者は食糧や贅沢に対する考え、社会的な問題への危機感など、深い思索を表現しています。これにより、単なる感謝のエッセイを超えて、読者に考えさせる要素があります。
5. 自己分析:
著者は自分の生活や健康についても言及し、自己分析を試みています。これにより、読者は著者の個人的な成長や悩みにも興味を抱くことができます。
全体的に、感謝の気持ちを中心に据えながらも、さまざまなテーマに触れ、深い思索が織り交ぜられた良いエッセイと言えます。