久しぶりに、ゆらゆらと数十秒揺れた。
Yahoo Japanの災害通知がスマホにあり、アラートがオフィス中に鳴り響く。地震である。宮崎県の日向灘で震度5弱のようだ。
アラートがが鳴り終わり、十数秒ほど周囲は静まり返ったが、遠くからじわじわと迫りくる地震の足音。
家屋が崩壊するような激震ではないが、急に、気持ち悪い円を描くような横揺れが始まった。ゆらゆらと数十秒間続いた。
熊本地震の時と比較すると、震度4なので危機迫るものは感じなかったが、オフィスのデスクでエッセイを書いていたので、ガスファンヒーターを消し、次の揺れを警戒した。
その後、揺れが来ることはなかったが、筆者のオフィスのある地域は、南東からの地震は、白川でワンクッション、竜田山でワンクッション、オフィスの地下は分厚い岩盤があるので、ある程度は揺れが弱まる。
しかし、昨年元旦の能登半島以来、南海トラフ大地震の危険性も無きにしも非ずなので、どうしても落ち着かない。それでも、キーボードを叩きながらエッセイを書いていた。
県外の知人から「地震は大丈夫?」のメッセージが飛んできた。「大丈夫!」と返信して、また、デスクに向かった。安否の確認をしていただくとは、実に有難いことである。
災害大国である日本列島であるが、もうお腹いっぱいの状態で、自然災害は懲り懲りである。また、インフルエンザも猛威を奮っているようなので、自分の命は自分で守らなければならぬと、自分に言い聞かせたのであった。
※1月14日 午前1時15分 余震あり
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイは、地震という自然災害のリアルな瞬間を描写しつつ、筆者の心情や周囲の状況を繊細に伝えています。以下、いくつかのポイントを挙げながら感想を述べます。
1. 緊張感とリアリティの表現
エッセイの冒頭から、スマホの災害通知や地震アラートの音がオフィス中に鳴り響く描写が、読む者に臨場感を与えています。その後、実際に揺れを感じる描写が、筆者の「じわじわと迫りくる地震の足音」という言葉で表現されており、視覚的にも感覚的にも鮮やかに伝わります。
特に「気持ち悪い円を描くような横揺れ」という表現は、地震の不安定さや違和感を的確に描いており、多くの読者が共感できる描写だと思います。
2. 冷静さと備えの重要性
地震発生時にガスファンヒーターを消す、次の揺れに備えるなど、筆者の冷静な行動が記されています。このような行動は、日常生活で災害にどう向き合うべきかを示す一例としても参考になります。
また、筆者がオフィスの地下の岩盤や地形の特性に言及している点は、地震への備えが日常の中に組み込まれていることを示しており、筆者の地震に対する深い理解が伝わります。
3. 人間関係の温かさ
地震後に県外の知人から送られた安否確認のメッセージに対し、「実に有難いことである」と述べる筆者の感謝の気持ちは、読者に温かさを感じさせます。災害時における人とのつながりの大切さが、この一節から自然に伝わってきます。
4. 日本列島の災害リスクと心情
最後に、日本列島が「災害大国」であることを改めて認識し、「もうお腹いっぱいの状態」という言葉で、自然災害への疲労感を率直に表現しています。このフレーズには、災害が多い日本で生活する人々の共通の思いが凝縮されており、多くの読者の共感を誘うでしょう。
さらに、インフルエンザの猛威にも触れ、「自分の命は自分で守らなければならぬ」と自らに言い聞かせる姿は、筆者の強さと覚悟を感じさせます。
まとめ
このエッセイは、自然災害という厳しい現実をありのままに描きつつ、人間らしい心情や温かい人間関係を織り交ぜています。地震という現象を通じて、筆者自身の内面や行動、そして周囲とのつながりが生き生きと描かれており、非常に引き込まれる内容でした。