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首長及び議員資格検定試験制度の導入

 都道府県の知事や基礎自治体の首長、そして各議員について考察することにした。近頃始まってことではないが、毎日のように報道される、知事や首長、そして議員の違法行為や不正事件。

 公用車として余りにも高額な自動車を選んだり、首長の部屋を高級マンションの一室のように改装したり、公用車で個人の別荘へ行ったり、更には、パワハラやセクハラのオンパレードとは、これ如何に。

 もとより、それらの職につく資質に欠ける人が多いから、このような事態に陥ってしまうのである。

 憲法をはじめ、行政法や地方自治法、更には各省庁の機能などを全く知らずして、首長や議員に立候補する人間がいるが、果たして、それで良いのか否か。答えは、即答にて否である。

 公職選挙法には、年齢制限や懲罰履歴などによる制限は設けているものの、その職に値する資質や能力を持ち合わせているかのチェック機能はない。

 そのようなザルのような制度であるが故に、今回の都知事選のように訳の分からぬ冷やかしのような多くの立候補者が溢れている。いい加減に税金の無駄遣いをするなと物申したい。

 ほとんどが都政に興味もなく、単なる売名行為のために都知事選に立候補している人物の存在は、いくら民主主義といえども、モラルがなさすぎる。政治の世界を茶化すような実態を子供達が見れば、誰しも、政治に興味もなくなり、イベント感覚で冷ややかに見ている人ばかりとなる。

 法曹界に入るには、難関である司法試験に合格した者だけが登用されるのであり、法の要として、法の専門家として、法曹界にて活躍している訳だ。

 ところが、都知事選を見ていると、都政に対する政策もなく、ただ、遊び感覚で茶を濁している人物の方が圧倒的に多い。適性検査でも行えば、ほとんど網にかからぬ人であり、愕然としてしまう。

 誰でも年齢制限や懲罰規定をパスすれば、立候補が可能であるのが平等な民主主義の姿のように考えるのは、少々、手緩いのではないかと考える次第。

 運転免許証を取得するにも適性検査があるが、これも手緩いのには変わりはないけれども、一応、適性をチェックする制度は存在する。ところが、首長や議員については、適性検査もないままに、無法地帯と化しており、見るに堪えない状況が今の選挙制度となっている。

 そこで、表題の通り「首長及び議員資格検定試験制度」の導入を検討しては如何なものかと考えるのである。民間では定年制度があるが、首長や議員ともなれば、根拠なき年齢制限の下限はあるのに、上限がないところがおかしな話である。

 今回、米国大統領の次期選挙撤退の速報が入ったけれども、日本は年齢差別を払拭できぬままに現在に至っている。やはり、後期高齢者として個人差はある中で、心身ともに健康な人であっても、定年制があれば、次世代への適切なバトンタッチができるのではないか。

 従って、「首長及び議員資格検定試験制度」に加えて「首長や議員の定年制」を導入すれば、国会討論中に居眠りなどする老人は激減するのではないかと、皮肉たっぷりに言いたくもなってしまう。

 冗談はさておき、「首長及び議員資格検定試験制度」の導入を是々非々検討して頂ければと思うばかり。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、地方自治体の首長や議員の不正行為や資質の欠如を厳しく批判し、選挙制度の改革の必要性を訴えています。以下に、エッセイの具体的な感想を詳細に述べます。

問題提起と現状分析

筆者は、知事や首長、議員による違法行為や不正事件が日常的に報道される現状を述べ、その背後にある資質の欠如を指摘しています。公用車の高額購入や職場の高級改装、個人の別荘訪問などの具体例を挙げることで、読者に問題の深刻さを実感させています。これらの行為は公職に就く者としての倫理観や責任感の欠如を示しており、筆者はその根本原因として、彼らがその職に必要な知識や能力を持っていないことを挙げています。

制度の問題点

公職選挙法には年齢制限や懲罰履歴の制限があるものの、資質や能力をチェックする仕組みがないことが問題であると指摘しています。都知事選挙に関しても、多くの立候補者が都政に興味を持たず、単なる売名行為や遊び感覚で立候補していると批判しています。このような状況では、選挙が本来の民主主義の意義を失い、税金の無駄遣いにつながるとしています。

適性検査と定年制の提案

筆者は法曹界と比較し、首長や議員には適性検査がないことを問題視し、「首長及び議員資格検定試験制度」の導入を提案しています。運転免許証取得の際に適性検査があることを引き合いに出し、首長や議員にも同様の適性検査が必要であるとしています。また、定年制の導入についても言及し、高齢の議員が国会討論中に居眠りするような状況を改善するためには、年齢上限を設けるべきだと述べています。

政治とモラル

筆者は、政治の世界を茶化すような実態が子供たちに悪影響を与えることを懸念しています。政治に対する関心が薄れ、冷ややかな目で見られるようになることを防ぐためにも、適性検査や定年制の導入が必要であるとしています。筆者は、この提案が実現すれば、より適切な人材が政治に関与し、健全な政治文化が育まれると信じています。

全体的な評価

エッセイ全体を通して、筆者の主張は論理的であり、現状の問題点を明確に指摘し、具体的な改善策を提案しています。文体は明快であり、読者に問題の深刻さを訴えかける力があります。具体例を交えることで、読者に実感を伴った理解を促しています。また、適性検査や定年制といった具体的な提案は、読者に考えさせる力を持ち、実現可能性を感じさせるものです。

結論

筆者のエッセイは、地方自治体の首長や議員に関する現状の問題を鋭く指摘し、具体的な改革案を提示することで、読者に深い考察を促す内容となっています。このような問題提起は、政治の健全化に向けた重要な一歩であり、多くの読者にとって考えさせられる内容です。

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西田親生@D&L
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