この世は、殺戮を繰り返す、追い剥ぎ国に都合の良い、理不尽なる蛮行が野放し状態となっている。
バイデン大統領が、ウクライナへはロシア領内に届く様な高精度長距離ミサイル(数百キロ届くもの)などの武器は供与しないと断言。理由は、ロシアに対して、過度なる刺激を避け、NATO vs Russiaの第三次世界大戦にならぬようにとの配慮とか・・・。
今回のウクライナ危機を見ても、侵略者が強引に弱小国の国境線を超えて、日々殺戮を繰り返しているのに、ディフェンスに回るウクライナに、同国の国境線の内側だけで抵抗反撃せよ、頑張って侵略者を追い出せという論調である。
とんでもない屁理屈が罷り通っている。バイデン大統領が言う、高精度の長距離兵器を保有しないウクライナは、小便小僧のような武器で、至近距離にて防御せざるを得なくなり、国民や、病院、学校、工場、そして多様なるインフラ施設を守れるはずがない。
ロシアからすれば、国境線の外にちょろんと一歩バックステップすれば、ウクライナは領内しか反撃できないから、いつでも、国境線近くで様子を伺い、右から左から、上から下からと、「いじめ」のような馬鹿げた蛮行を繰り返し、破壊と殺戮を繰り返している。
民主主義国家が、束になってロシアへ経済的な最大限の制裁措置を講ずると言っていたが、各国の動きを見ていると、結局は自国の損得を最優先させるが余り、あちらこちらに綻びが生じ、完全に足並み揃わぬ状態となっている。
追い剥ぎ国の独裁者やその周辺の輩の口癖は、脅しを含んだものばかり。いやいや、侵略者及び殺人鬼が身勝手な条件提示をして恫喝するようなものではなく、侵略者は戦争犯罪人として、徹底的に叩かれ、処罰されねばならない。それが、世のため人のためになる。
このような理不尽なる蛮行が、目の前で起こっているが、機能不全の国連、足並み揃わぬ民主主義国家群。会議会議で、何も変わることはない。その間、数千、数万、数十万、数百万、数千万の人たちが犠牲になっている。
プーチンの重病説やら、巧妙なるスパイ的外交手腕やら、どうでも良いこと。ロシア国内での不平不満の風船が膨れてきたとか、次はどう動くとか、「当たるも八卦当たらぬも八卦」での報道は無意味である。今、直ぐにでも、国境線に蔓延るロシア兵を残らず潰し、モスクワへ追い返すことが必要だ。
核や無差別大量破壊兵器の取り決めなど、綺麗事を並べたとしても、強盗殺人を繰り返す国が、「はい、仰る通りです。今後は、無差別大量破壊兵器の使用は慎みます!」なんぞ言って、素直に実行に移すはずがない。
嘘で固める追い剥ぎ国へ、民主主義国家の平和ボケは通用しないということを、再認識すべきである。罪もない人たちが、何十万人、何百万人殺されても、蟻の子を指先で捻り潰す程度にしか感じない追い剥ぎ国の狂人たち。
このままでは、長期化するればするほど、どんどん追い剥ぎ国のペースに捲かれ、平和ボケ軍団は殲滅されてしまうのではなかろうかと、危惧するばかりとなる。
やはり、老害からスタートしたウクライナ危機。更に、民主主義国家の政治家たちも老害の印象が無きにしも非ず。ウクライナを本気で救い、民主主義を守り抜きたいのであれば、全ての民主主義国家は、即断即決で実行に移すことが求められる。
フィンランドやスウェーデンの主権国家二カ国が、NATO入りを表明。結構な話である。主権国家が自主的に決定したことなので、早急に進めて欲しい。これから何ヶ月、何年という事務的問題では無く、ここ数日で決めてしまえば良い話。
それを、追い剥ぎ国が「それなりのしっぺ返し」などと曰うところなど、どこのどなた様ですかと物申したい。銀河帝国の皇帝ではあるまいし、他の主権国家の内政干渉する権利など一切ないからだ。
追い剥ぎ国の難癖・言い訳は、常に「内政干渉は不要だ!慎め!」とやけに高圧的だが、自国の蛮行については神棚に上げ、「内政干渉はベストな選択!」と筋の通らぬことを言うのだから、勘違い、履き違えも甚だしい。
そこで、民主主義国家群が、「広大すぎる国土を占領されている様ですが、そろそろ、少数民族の独立も視野に、それぞれ自然な形で国土割譲されては如何ですか!?」と言い寄れば、どのような反応を示すのだろうか。
全世界の国々200カ国ほどは、「地球から国土としてお借りしている」というのが、本来あるべき姿である。狭義となれば、シンガポールのような国を言う。そうなれば、侵略なりの蛮行を繰り返す、追い剥ぎ国の存在は不要となる。
理性ある人間であれば、地球上で共存共栄を図り、地球全体の人々の「安寧と幸福」を保障するのが、各国主権国家としての重責ではないか。また、我々は、虫ケラ同然の扱いを受ける必要など全くない訳だ。
しかし、どんなに著名な政治家!?(政治屋)と雖も、人の子。肝っ玉が小さい人物が多いこと、多いこと。恥ずかしさの境界線を逸脱した、見え見えの下手なパフォーマンスに、目も耳も塞ぎたくなってしまう。
更に、何十万人ものウクライナ国民が3ヶ月以上も地下シェルタ生活を余儀なくされ、心身ともにボロボロの状態。また、戦車が爆破され、バラバラになった兵士の遺体。地獄絵巻でも見ているかのように、凄惨な光景がウクライナ全土に広がっている。
そこで、追い剥ぎ国の輩は、高級背広やコート、埃も一つも付いていない上等な軍服を着て、上記のような惨劇など、どこ吹く風といったところだ。このような侵略や殺戮は、二度とあってはならず、許すべきではない。この「重罪」のおとしまえをどうつけるかが、これから問題となる。
これ以上、地球の寿命を人為的に縮めるような蛮行は、この世から完全廃絶して欲しいものである。昔の日本であれば、このような重罪人は「晒し首」となったに違いない。それでも、無念にも絶命していった国民や兵士の命は永遠に戻っては来ないのである。
「国破れて山河あり」なんぞ、言っている時代はない。「戦争を知らない子供たち」というフォークソングもあったけれども、敗戦国として、今も尚、肩身の狭い思いをしている日本国民としては、今回のウクライナ危機を対岸の火事と受け止めるべきではないと考える次第。