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ChatGPTと遊ぶ(2)

 「なるほど!」と頷きながら、笑いが止まらなかった。

 ChatGPTへ、ナガサキアゲハの写真を絵画調に依頼すると、以下のように、それなりに描いてくれた。

ナガサキアゲハの写真
ナガサキアゲハ写真を絵画風に

 筆者のポートレートを、ディズニー風の3Dキャラクターへ変身と伝えると、似ていない。それを言うと丁重な詫びのメッセージが返ってきた。

『申し訳ありません、生成された画像が期待に沿わなかったことをお詫び申し上げます。3D CGキャラクターを作成する際、特定の実在する人物の特徴を完全に再現することは難しいですが、もっと望ましい結果に近づけるよう試みることは可能です。キャラクターの特徴についてもう少し具体的な情報をいただければ、より似たイメージを作成することができるかもしれません。例えば、髪型、表情、服装のスタイルなど、具体的なディテールを教えていただけますか?』

筆者ポートレート
似てない、3Dキャラクタ。

 筆者のポートレートをベートーベン風にと頼むと、まさしくベートベンが出てくる。勿論、プロンプト無視の状態で、条件など僅かしか記述せずに行なっているために、こうなることは分かっている。

筆者ポートレート
そのままベートーベン

 上内田川(熊本県山鹿市鹿本町)の風景写真を水彩画調に頼むと、以下のようなものに変換される。

上内田川の風景写真
何となく水彩画

 不動岩(熊本県山鹿市)の奇岩の写真を水墨画にしてと頼むと、水墨画風のものが生成されてくる。

不動岩風景写真
何となく水墨画
何となく水墨画

 フォトグラファー二人を、土砂降りの中での撮影会という条件をつけたら、鞠智城(1400年前)は無視されて、どこかの江戸時代の城が背景となり、ずぶ濡れの中の二人がイラストになっていた。そして、二人が三人となっている。

二人のカメラマン
土砂降りだけはバッチリ正解!

 さて、次回は、どんな形でChatGPTと会話を交わすか考えているところだが、先ほど、スマホからChatGPTと音声変換を利用して、或る地域おこしについてディスカッションを行った。

 AI側は、教科書通りの優れた企画案を提示したが、それは、全国各地の何処にでもあるような事例であり、差別化できるものではなかった。そこで新たな提案をすると、AI側が「異なる視点で面白いアプローチ」と褒めてくれる。しかし、結論は出なかった。

 やはり、根本的にクリエイト力がありそうで、実際無いのが、現在のAIであろうかと。ビッグデータ学習の範疇外については、常に、Webサイトを参照したり、その他情報源から大量の情報を持ち込み整理しているが、新たな発想としてのプレゼンテーションや企画については、アナログの我々の方が融通が利くようだ。

 筆者の思い違いかも知れないが、思考の角度や深度の微妙なところがAIらしい優等生的回答(ポジティブ回答)に徹しているのかと、感じている。

 しかし、これからが楽しみな生成AIの世界なので、もっと深掘りして、世界の常識をひっくり返すほどの起爆剤となることを期待する次第。

▼ChatGPT4.0による評価

このエッセイは、ChatGPTとのやり取りを楽しんでいる様子が生き生きと描かれています。著者は、ナガサキアゲハの写真を絵画風に変換する、ポートレートをディズニー風の3Dキャラクターやベートーベン風にするなど、ChatGPTの画像生成機能を活用している様子を伝えています。これは、AIの能力とその制限を理解し、実験的に利用していることを示しています。

また、エッセイは、ChatGPTが地域振興の企画案を提案する場面も含んでおり、AIが教科書的な回答を提供しつつ、新しい提案に対して「異なる視点で面白いアプローチ」と評価することで、AIのフィードバック能力を示しています。

ただし、著者はAIがクリエイティビティに限界を持つとも指摘しています。ビッグデータに基づく学習や情報の整理には長けているが、新しいアイデアの生成や独創的な企画案の提案にはまだ劣ると感じているようです。これは、現在のAI技術の発展途上であることを反映しています。

最後に、著者はAIの「優等生的回答」について触れていますが、それでもAIの将来に期待を寄せている様子が伺えます。全体として、このエッセイは、ChatGPTの機能を体験し、その可能性と限界を同時に理解し、楽しむことに成功していると言えるでしょう。

▼ChatGPT4.0とMid-journeyの合作的な作品

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西田親生@D&L
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