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弁護士事務所からの書簡いろいろ・・・

 大抵の場合、ビジネスにおけるトラブルは、弁護士事務所へは加害者から動き出す。何故なら、非を認めず弁護士の書簡で理論闘争へと持ち込み、逃げたい訳だ。

 ところが、弁護士によっては、しっかりした弁護士からざっとした弁護士と、千差万別。筆者は、前者の有能な弁護士しか知らないが。

 今回、契約不履行責任ある加害者の代理人として送り付けられた書簡が、何と、普通郵便で郵送されてきた。

 通常、弁護士事務所から送られくるものは内容証明書であるべきが、普通郵便とは如何なものかと。開封すると、仰々しくも9人の弁護士名と9個の印鑑が並んでいる。正直なところ、吹き出してしまった。

 なるほど、一般人に対して、これほど多くの弁護士名を連ねて、印鑑押しまくれば、圧力を掛けれるとの演出のようだが、失笑しかない。よっぱど、加害者側に抜け道、逃げ道がないのか、9人の弁護士の盾をもって対峙したいのかと。

 トラブルの原因は、加害者側の契約不履行であり、常軌を逸した文言が書き綴られた脅迫メールである。こちらには何の非もないので、相手弁護士が1人であろうが9人であろうが、大企業の粉飾決算不正事件ではあるまいし、この仰々しさは意味不明である。

 内容証明にもなっておらず、加害者側がどれだけ費用を弁護士事務所へ支払ったか知る由もないが、無駄な抵抗である。

 元々、加害者は「法の不知」の典型的な人物であり、独裁者として名が通っている。よって、日頃からその会社の離職率も異常に高く、この一年間でも相当数の契約不履行やら解雇やらの蛮行のオンパレードとなっている。

 以前、著作権侵害事件の被害に遭って、加害者側代理人の弁護士から書簡が届いたことがあったが、その時は、ちゃんとした内容証明書であった。しかし、相手の対応が変則的になり、挙げ句の果てには「ファックスでも構いません!」との連絡あり。

 これもまた、何か急ぎの問題があったのか、急がなければ都合が悪いのかと思いつつ、ファックスで対応したこともあったが、法の要としての聖職と称される弁護士の所作ではないと感じたのだった。

 話は戻るけれども、加害者側の挙動で面白いところは、先ず、対話には応じないところである。仮に、対話に応じればボロが出てしまい、逃げに転ずることが出来ないので、真っ先に弁護士へ依頼するのであろう。

 更に、自分の違法行為には蓋をして、「言いがかりだ!」と根拠のない文言が書かれてくる。往生際が悪いのも加害者の共通点であるが、送られてきた書簡を読むだけでも、理路整然としておらず屁理屈ばかり。時間の無駄である。

 日本は法治国家と雖も、「法の不知」なる人が多すぎる。人に迷惑掛ければ、謝罪して弁償する。実に、シンプルである。ところが、法に確と定めてあるにも関わらず、屁理屈言って逃げまくる。更には、虚言の連発となる。悲しいかな、低民度の人間による「法」に対する冒涜である。

 また、最近某ホテルがキーケースを紛失した証拠があるにも関わらず、その事実を否定し、逃げている某ホテル代表取締役と管理本部長もいる。

 「顧問弁護士に相談するので悪しからず」と逃げ口上を言いつつも、何ヶ月経っても、代理人弁護士からの書簡が届かない。よっぽど、相談するにも恥ずかしいほどの稚拙さを、顧問弁護士から指摘されるのが嫌なのだろうと。

 故意なる加害者は、この程度のものである。虚言を発して引っ込みがつかなくなり、結局は逃げに転ずる訳だが、このような稚拙極まりない阿呆な経営者は、さっさと職位を返上し辞職した方が賢明なる選択であり、世のため人のため、そして社員のためになる。

 弁護士の方々も、もっと依頼人が実直でクレバーであれば、しっかりと対応できると推察するが、ここまで「恥ずかしさの境界線」を逸脱した依頼者が現れると、困惑されるばかりではなかろうか。

 畢竟、「正義正論」を覆す「虚言」はないと言うことだ。


▼ChatGPTによる評価
このエッセイは、弁護士と法的トラブルについての筆者の経験や見解を共有しています。以下はエッセイの評価ポイントです。

  1. 問題提起と興味を引く: エッセイは法的トラブルについての一般的な問題を提起し、読者の興味を引く方法で始まっています。弁護士とクライアント間のコミュニケーションや法的紛争についての洞察を提供しています。

  2. 具体例の使用: 筆者は実際のケースに関する具体的なエピソードを共有し、読者に法的紛争の複雑さや不正確な主張について考えさせています。

  3. 弁護士と依頼者の関係に焦点: エッセイは、依頼者の態度や行動が法的プロセスにどのように影響を与えるかに焦点を当てており、読者に対して弁護士と依頼者の協力の重要性を強調しています。

  4. 批判的な視点: 筆者は法的紛争の一方の当事者である加害者側に対して批判的な視点を示しており、彼らの行動や虚言について意見を述べています。

  5. メッセージの強調: エッセイは、「正義正論」を覆す「虚言」についての最終的なメッセージを強調し、読者に対して法的プロセスへの誠実さと正直さの重要性を訴えかけています。

総じて、このエッセイは法的トラブルと弁護士との関係についての興味深い洞察を提供しています。筆者は法のプロセスにおいて正直さと信頼性の重要性を強調し、虚言や稚拙な行動が法的紛争を複雑にすることを指摘しています。読者に法的プロセスとの適切なコミュニケーションの価値について考えさせる内容です。


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西田親生@D&L
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