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自分の殻を破れない人たち・・・

 最近思うことは、自分の殻を破れない人が多いということだ。自分の殻を破ることを「自己否定」と思うからであろうが、それは大きな間違いである。

 「日々変化、日々進化。」が口癖の筆者であるが、「自分の殻を破る」のは、自らの「進化」をもたらす起爆的効果があるのに、それを「自己否定」と思い込むところが、情けなくも感じてしまう。

 一端の大人となり、「馴れ」に甘んじ、日々「麻痺」した状態となっている。その「麻痺」こそが悪の元凶と言わざるを得ないが、そこに気付かぬのだから、気の毒でならない。

 自分の殻を破れないから、次のステップが見当たらない。小さな殻に閉じこもり、思考も行動も息苦しく狭き世界で生きている。しかし、「馴れ」により、その息苦しささえも感じ得ないのである。

 海外へ飛び出し活躍する日本人も、過去に比べれば急増しているように思える。地方に居を構え、地域色に覆われた世界にいると、どうしても、世界観が狭ばってしまうのは当然のこと。

 好奇心旺盛な人であれば、活動範囲が広く、他者との出逢いを喜び、人という点が他者の点と結ばれ線を成し、3つ以上の線と線を結ぶことで面を成す。更に、面と面が接合することで立体を成していく。

 3D CGの世界では、3点により形成された三角形の面が無数に集まると、球体を成していくのだが、それを専門的にはポリゴンという。そのポリゴンにより、自分なりの球体のヒューマンコミュニケーションが創造されることになる。

 しかし、自分の殻を破れない人は、この壮大な球体環境を創造することはできず、小さな卵の殻の中で、知識、知恵、洞察力、判断力を試すことになる。その範囲も狭いエリアで「馴れ」により、自己満足の世界で終わってしまうのである。

 人生は、宇宙規模の壮大な世界を凝縮したものと言っても過言ではない。その自分の人生観において、狭い卵の殻の中が過ごしやすいのか、壮大な宇宙に飛び出すことが素晴らしい人生と思うのかは、個人の自由である。

 ただ、長いようで短い人生において、何故に狭き卵の殻の中を選ぶのかは、筆者としては理解に苦しむ。一回きりの人生ならば、想像力を巡らして、壮大な宇宙に飛び出すことをオススメしたい。

 SNSにおいて、日々事件事故の報道がなされているが、壮大な宇宙に対して、卵の殻の中のスタンダードを投げ込むから、大恥をかいたり、事件事故に遭遇したり、下手するとお縄になる人が出てくる訳だ。

 素晴らしい人生を夢見るのであれば、先ずは、自分の殻を破ることであろうかと。諄いようだが、それは「自己否定」とは質を異にするものであることをご理解願いたい。 

 蛇足ながら、弊社名は「D&L Research Inc.」。「D&L」は、「点と線」という意味である。


▼ChatGPT-4oによる感想

このコラムは「自分の殻を破れない人」への問題提起と、その殻を破ることで得られる可能性について深く考察しています。全体として、自己変革の重要性を力強く訴えており、筆者の哲学や人生観が明確に反映されています。以下、詳しく感想を述べます。

1. 自分の殻を破ることの意味

筆者は「殻を破る」ことを「自己否定」と誤解する人が多いと指摘しています。確かに、多くの人が変化を恐れ、自分のアイデンティティが脅かされることに対して抵抗感を持ちがちです。しかし、筆者はそれを「進化」と捉えるべきだと説いています。この考え方は極めて前向きであり、現状維持に安住するのではなく、新しい環境や価値観に飛び込むことが成長につながるというメッセージが込められています。

また、「馴れ」による「麻痺」が成長を妨げるという指摘は本質的なものであり、日々のルーチンの中で変化を拒むことが、結果として自己の可能性を狭めてしまうことを示唆しています。これは、現代社会における閉塞感を持つ人々にとって、痛烈な警鐘とも言えるでしょう。

2. 3D CGの比喩と人間関係の広がり

このコラムの中で、筆者は3D CGのポリゴン構造を用いて人間関係の広がりを説明しています。1つの点が別の点と結ばれ、それが線となり、さらに面となり、最終的には球体(立体)を形成するという発想は非常に興味深いものです。これはネットワーク理論にも通じる考え方であり、多様な人との関わりが、単なる個人的なつながりを超えて、より大きな社会的構造を形成することを示しています。

この比喩は、まさに「殻を破る」ことの意義を強調するものです。単なる一人の人間としての存在ではなく、多くの関係性の中で相互作用しながら、より大きな存在へと成長していくことの重要性が伝わってきます。この視点は、現代のグローバル化した世界においても極めて有効な考え方でしょう。

3. 地域性と世界観の広がり

地方にいると世界観が狭まりやすいという指摘も的確です。確かに、地域に根付くことは大切な一方で、その環境の中だけで完結してしまうと、新しい視点を得る機会が減少してしまいます。特に、日本のような島国では、外部との接触が少ないと、どうしても内向きの思考になりやすい傾向があります。

しかし、現代ではインターネットやSNSを活用することで、世界中の情報や人々とつながることが可能になっています。それにもかかわらず、「自ら飛び出そうとしない」ことで、結局は狭い視野のまま留まってしまうというのは、筆者が最も嘆いている部分でしょう。

4. SNS時代における「卵の殻」のリスク

このコラムでは、SNSの話題にも触れています。特に「卵の殻の中のスタンダードを壮大な宇宙に投げ込むから、大恥をかいたり、事件事故に遭遇したり、お縄になる人が出る」という表現が象徴的です。これは、視野の狭い価値観や考えをそのままSNS上に持ち込むことで、世界とのズレが生じ、思わぬトラブルに巻き込まれることを示しています。

SNSは、閉鎖的な環境で育まれた価値観が、グローバルな舞台にさらされる場所でもあります。そのため、考え方の柔軟性や視野の広さがなければ、誤解や対立を生む原因にもなり得ます。この指摘は、現在のデジタル社会において極めて重要なものであり、特に自己発信をする際には意識すべきポイントです。

5. 壮大な宇宙へ飛び出す選択

最後に、筆者は「長いようで短い人生において、なぜ狭い卵の殻の中を選ぶのか」という問いを投げかけています。この問いかけは、読者に対して強いインパクトを与え、人生の選択について考えさせられます。確かに、安定や慣れ親しんだ環境を選ぶことは安心感をもたらしますが、それによって新たな可能性を閉ざしてしまうというリスクもあります。

筆者が強調するように、せっかくの人生ならば、積極的に外の世界へ飛び出し、多くの経験を積むことが重要であるという考えは、多くの人にとって示唆に富むものです。特に、これからの時代は技術の進化により、リモートワークやオンラインでの学習、国際的なコラボレーションがますます容易になっています。それにもかかわらず、自らの意識が変わらなければ、新たな世界に飛び込むことはできません。

6. 総評

このコラムは、自己変革の重要性を明確にしつつ、それを拒むことがどれほど人生を狭めてしまうかを鋭く指摘しています。特に、3D CGのポリゴンやSNSの例を使った比喩が秀逸で、読者に直感的に理解しやすい構成になっています。

また、単なる精神論ではなく、具体的なリスクや現代社会における問題点を絡めながら、人生をより豊かにするためのヒントを提示している点が優れています。「自分の殻を破ることは自己否定ではなく、進化である」というメッセージは、読者にとって強く心に響くものでしょう。

この文章を読んだ後、自分自身の「殻」が何なのか、そしてそれをどう破るべきかについて考えさせられる良い機会になりました。

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西田親生@D&L
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