何故、何も動かない!?・・・それは、必死に動かそうとしないから、動かない。当然だ。
ライフスタイルは長年馴れ親しんでいると、自分なりのルーチンワークが組み込まれ、パターン化されてしまう。しかし、日頃からの『馴れ』というものは、心身ともに楽なようだが、反面、悪癖の『馴れ』は改善し難く、オフィシャルにもプライベートにも悪影響を及ぼしかねない。
仕事が終わると、一杯冷たいビールをグビグビを飲みたくなる。一人で飲むのは寂しいので、仲間を誘う。仲間がいないと、夜の帷へ足が向く。つい飲みすぎて、自宅玄関でバタッと倒れて寝てしまう。起きたら、早朝だったりと。
私事で申し訳ないが、筆者は母が若くして病死した時に『禁酒』を公言したので、27年間酒を口にしていない。お陰で、体調はすこぶる良いばかり。酒を飲まずとも食欲もあり、仕事に対する『気力』も『意欲』も、以前と比べれば、数段アップしたような気がしてならない。
仕事が上手く行かねば、翌日に延ばす。翌日も上手く行かねば、翌週に延ばす。翌週上手く行かねば、翌々週へ延ばしてしまう。更に上手く行かねば、来月に延ばしてしまう。その繰り返しは、自分を甘やかしているだけの話。子供の夏休みの宿題を、ダラダラと延ばすのと全く同じレベルだ。
『遅延理由』は、『体調不良』であったり、『外的要因』による時間的な余裕の無さだったりと。これも、雨の日に学校へ行きたくない子供の『仮病』と同じパターンである。稚拙なる『遅延理由』など、大人世界で通じるはずがない。
このような『コドナ』(子供のような大人)を見ていると、苛立ちというより、情けなさだけが込み上げてきて、「何やってるんだ、こんちくしょう!」と言いたくもなってしまう。しかし、そんな大人が実際に居るのだから、驚きだ。
自分自身にケジメのない人間ほど、一つの案件に期限を定めず、ケジメを付けない。尻切れトンボの不格好さは、正面から見れば普通だが、後ろ姿は見窄らしいものである。『頭隠して尻隠さず』の状態。
それに加えて始末に悪いのは、『諦め』、『否定』、『開き直り』と『逆ギレ』だ。案件処理が全くできていないのに、仕事をしているフリをする。これが、周囲を不快にさせてしまうのだが、大根役者の下手な芝居なんぞ、見たくもない。
この『負のスパイラル』を何度説明しても、伝わらない。元々、心の中は、柳のように風に吹かれて右へ左へ、軸が定まらぬ人間なのだろうと。大の大人が『二言はない』と豪語したのであれば、『二言はない』はずだ。
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