真鯛のポワレ・・・サクッとフワフワの食感が堪らない。
お腹が空いたと思い、今日のランチは何を食べようかと考えていると、必ず、頭の中には「真鯛のポワレ」が浮かんでくる。
外側の皮目のがカリカリに焼かれ、中はフワフワのジューシーな白身。そのサクッとした食感を楽しみながら、皮目が裂けると、ふわっとした白身が口の中に広がり、ソースと相まって、喉越しも良い。
町場のレストランでは、洋食の魚料理でこれというものに、なかなか遭遇しないが、熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏の魚料理は、長年慣れ親しんでいることもあり、これが筆者の気楽に食すことができるランチタイムの魚料理にスタンダードになっている。
その他にも、「舌平目のムニエル」も好物の一つ。縁側のサクサクにバターソースが纏わりつくと、食がドンドン進む。目の前のライスがあっという間に無くなり、御代わりしたくなるほどだ。
幼い頃は、魚料理と聞けば、逃げて回っていた。その当時は、このような小洒落な魚料理は一般的な家庭にはなく、自宅で洋食と言えば、カレーやシチュー、そしてピラフとパスタ程度ではなかったか。
もちろん、生まれも育ちも日本なので、体質も味覚も、全て日本スタンダードで育っている。よって、和食への拘りもありながら、時には、このような洋食や中華の魚料理は新鮮でもあり、また、和食の良さを再認識する基準ともなり得る訳である。
先週から雨模様が続く熊本市内。記事を書き、料理写真を見ていると、「真鯛のポワレ」や「舌平目のムニエル」の、あの香りが画面から伝わって来るようで、これまた堪らない。
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