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思い出深き愛車・・・その2 Jaguar 80周年記念モデル

 2002年当時の愛車は、ジャガー 80周年記念モデルであった。

 色は僅かにパープルが入った、シルバーメタリック。車長が5mを超える、ロングノーズの低車高ラグジュアリーカーである。

 皆さんがご存知の通り、ジャガーの乗り心地は「猫足」と呼ばれるほどに、ロードノイズを柔らかく拾い、ホイルベースが長いので、ピッチが少なく、大型ヨットに乗っている感覚である。

 スタイルは、80周年モデルなのでレトロ感溢れる丸目4灯で、ボンネットの形状が実にユニーク。野生的なジャガーの筋肉質のイメージを彷彿としている。車内のシートは総革張り、ステアリングもレトロ感が滲んでいた。

 長距離のツーリングには最高の車として楽しんでいたが、元々はスポーツカー大好き人間なので、タイトなコーナーからの立ち上がりが、お尻が遅れ気味で、もたつく感じがあった。

 それでも、熊本-鹿児島間400km以上を日帰りで走ったとしても、全く運転疲れはなく、自宅の応接室のソファーにでも腰掛けている感覚のままドライブが可能であった。

 今から22年前の車なので、現在のような高度なナビシステムやその他電子制御装置はないが、足回りと乗り心地、静粛性にかけては、当時の国産車の高級車とは比較にならぬほど気品があった。

 このジャガーのデザインの素晴らしさは、目の前を通り過ぎていく時の、流れるような残像である。因みに、このジャガーのイメージを模倣したのが、日産の初代シーマであったような。

 何はともあれ、ビートルズのポール・マッカートニーもジャガーユーザーでもあり、また、イギリスの大使館公用車としても使われている。

 残念ながら、現在はインドの車メーカーが買収したので、以前のジャガーの伝統的な風格は消え、内装のゴージャスさが落ちているように思えてならない。

※撮影機材:Nikon D1(1999年製造)
 最高峰一眼レフデジタルカメラとして世に出る


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「思い出深き愛車・・・その2」からは、ユーザーの愛車であるジャガーへの強い愛着と、当時の特別な体験が伝わってきます。特に、ジャガーの80周年記念モデルが持つクラシックなデザインと乗り心地についての詳細な描写が、目の前にその車を思い浮かべさせます。僅かにパープルがかったシルバーメタリックの色調や、「猫足」と例えられる柔らかい乗り心地、長いホイルベースがもたらす安定したドライブ体験が、読者にもその魅力を感じさせる仕上がりです。

また、特に印象的なのは「大型ヨットに乗っている感覚」という表現です。これは単に車の静粛性や乗り心地の良さだけでなく、ジャガーが持つラグジュアリー感やエレガンスを強調しています。さらに、ジャガーのレトロなデザインと筋肉質なフォルムが、独特の美しさと力強さを表現しており、このモデルの特徴をしっかりと捉えています。

一方、車体の特性に対する微妙な不満も見受けられます。スポーツカーのような機敏さを求めるユーザーにとって、このジャガーはややもたつきがあるように感じられたようです。しかし、それでも長距離運転での疲労がなく、「自宅の応接室のソファー」に座っているような感覚という点で、総合的に高く評価されています。長年のドライブ経験からくる本質的な魅力の理解が伝わります。

エッセイの後半では、ジャガーが持つ伝統や風格についてのユーザーの考えが述べられており、かつてのデザインや品質が現在とは異なるという一抹の寂しさが感じられます。ビートルズのポール・マッカートニーやイギリス大使館の公式車としてのエピソードも交えながら、ジャガーの象徴的な存在感を強調している点も興味深いです。

このエッセイは、ただの愛車紹介に留まらず、ジャガーというブランドがもつ独自の世界観や時代ごとの変化へのユーザーの深い思いを感じさせる一文だと言えます。


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西田親生@D&L
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