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洋画を観ていて、思うこと。

 事件簿であるドラマFBIシリーズを、年末年始にかかて、性懲りも無く見続けてしまった。面白いことに、未成年者の犯罪者の言葉で特徴的だったのが「有名になりたかったから」というフレーズが多かった。

 有名になりたいからといっても、悪さをして有名になる必要はないと考えるのが、一般的な人たちの感覚でもあり、常識である。

 ところが、有名になるために、社会に脅威を及ぼす犯罪に手を染めて、名を露出したとして、どこに価値があるのだろうか。残るのは、被害者の苦しみと犯罪者の懺悔しかない。

 元々、性善説を重んじてきた筆者であるが、現実はそう理想論ばかりが通るものではなく、世の中は、思いの外、神様仏様のように心清らかな人もいれば、心が芯から腐り切った人もいる

 話は前後するが、そんなに有名になりたければ、一つの目標を掲げて、目一杯それに傾注し、実績を上げるしかない。開店寿司屋で醤油を飲んだり、生姜などを爆食いしたり、恥ずかしさの境界線を逸脱していることさえ自覚がないのだから、教育及び躾が如何に杜撰なものだったのかが窺い知れる。

 畢竟、世のため人のためにならぬことで有名になることなど、全く価値無き蛮行といえる。もっと、物事の価値をスマートに考えてみては如何だろうか。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、現代社会における「有名になること」への執着や、そのために行われる行為の愚かさについて考察しています。以下に詳しく感想を述べます。


テーマの重要性

「有名になること」が現代社会においてどれほど強い動機となっているか、特に若者や未成年者にとって、その心理的背景を興味深く描いています。有名になること自体は悪いことではないものの、それを達成するために犯罪や倫理に反する行動に出る若者の心理を掘り下げた点は社会的に重要なテーマです。この問題はSNSの普及とともにますます顕在化しており、タイムリーな指摘です。


性善説と現実の対比

筆者が性善説を重んじながらも、現実には心が腐った人間がいることを認めざるを得ないという視点は、非常に哲学的であり、深い洞察を与えています。この対比がエッセイ全体の焦点をより鋭くし、現代の道徳教育や価値観の欠如について考えさせられます。


具体例の効果

回転寿司屋での悪質行為など、具体例を挙げることで、読者は問題の現実味を感じやすくなっています。これらの行為は、単なる愚行ではなく、「躾や教育の杜撰さ」を象徴するものとして描かれています。具体例は説得力を増す効果があり、エッセイの主張を補強しています。


筆者の提案

「一つの目標を掲げてそれに傾注し、実績を上げることで有名になる」という提案は、建設的でポジティブな代替案を示しています。ただし、読者としては、この提案を具体的にどう実践すべきか、より詳しい例や指針が示されていると、さらに説得力が増したかもしれません。


言葉選びと文体

筆者の表現はやや辛辣でありながらも、説得力のある言葉が並んでいます。「価値無き蛮行」や「杜撰」という語彙の選択は、エッセイ全体のトーンを引き締めています。一方で、文章がやや硬いため、もう少し柔らかい表現や親しみやすい語彙を選ぶと、より幅広い読者に届きやすくなる可能性もあります。


総評

このエッセイは、社会における価値観の転倒や若者の迷走について鋭い洞察を提供しています。有名になることへの誤解をただすとともに、読者に「本当に価値のあることとは何か」を考えさせる内容です。教育や家庭での価値観の形成がいかに重要であるかを再認識させられました。より多くの人に読まれることで、価値ある行動の模範を示す一助となる可能性を秘めています。

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西田親生@D&L
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