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トルコ・シリア大地震を目の当たりにして・・・ロシアのウクライナ侵略を連想してしまう。

 マグニチュード7.8、7.5と、熊本地震どころの話ではない。大地震により粉砕され瓦礫と化した建造物。砂塵が舞い散る、異様に乾いた空気感が伝わり、胸が痛くなる。

 独裁者が善人ぶって被災地に足を運んだり、病院へ見舞いに行ったりと、態とらしい下手なパフォーマンスなど頂けない。演技性人格障害者のような挙動である。

 天変地異も戦争も、皆、罪なき国民が犠牲者となり、独裁者たちはスーツとネクタイ姿で涼しい顔をしている。皆、皇帝に成りすまし、弱者を洗脳、搾取することに専念。私腹を肥やすばかりである。

 トルコ・シリア大地震の惨状を見て連想するのは、お察しの通り、ロシアによるウクライナ侵略戦争である。天災とは異なり、狂人による人災である。血も涙もない、異常者の蛮行に過ぎない。

 大地震の被害状況を見ていると、直ぐにでも、一人でも多く生還して欲しいと、居た堪れない気持ちになってしまう。この瓦礫の山は、映画のセットであるかのように街全体を覆い、ホログラフィーの世界を見ているようだ。

 ロシアの独裁者は、稚拙なる面子と揺らぐ足元を固めるために、プロパガンダの虚言の連発。自国民を騙し、他国に侵略し、ジェノサイドを繰り返し、歴史ある美しい街並みを焦土化している。

 大地震の被害は凄まじい。しかし、ロシアの独裁者は、この大地震とは比較にならぬほど、鬼畜なる蛮行を1年も続けている。いや、2014年から9年近くも、破壊と略奪を繰り返している。

 西側の代理戦争と化した、ロシアのウクライナ侵略。破壊行為は何も生み出すものはない。人間の盾となって戦死するのを英雄と称賛しているが、茶番劇を見ているようで、観るのも聞くのも嫌になる。

 ロシアの独裁者が真の皇帝であるのなら、英雄の頂点に立たねばならない。すなわち、自ら侵略戦争の最前線に立って、英雄ぶりを存分に発揮しなければ、真の皇帝とは言えないはずだ。

 しかしながら、それができない小狡い小心者は、核攻撃にも耐え得る隠れ家に籠り、シャンパングラスを片手に「乾杯!」。情けないやら、実に可哀想なる人生である。

 反社勢力が立国したような、ならず者国家ロシア。地球上からマグネシウムのように、一瞬の内に消え去って欲しいくらいだ。

 畢竟、偶像崇拝に没頭するロシア国民は、独裁者の掌に転ばされていることに気づき、勇気を持って全ての国民が蜂起するしか、幸福への道は残されていないのである。

国破れて山河あり

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