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西田親生のICT総論各論

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西田親生流ICT総論各論のマガジンとして掲載して参ります。ネット事業を1995年から展開している中で、蓄積されたノウハウを惜しみなくここに書き綴ることができればと考えます。 ▼ポ…
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The Rosetta Stoneの昔と今・・・

▼News欄のアクセス数  弊社ポータルサイト「The Rosetta Stone」(since 1995)は、熊本県で最初に生まれたポータルサイトである。これが、筆者の自慢の一つだが、8月22日には満29歳の誕生日を迎えることになる。  思い起こせば、当時はインターネット黎明期であり、周囲の知人友人はインターネットの概念もシステムも全く知る由もなく、筆者が手掛けた新たなプロジェクトが理解できないのが実状であった。  当時、特に尽力したのは、基礎自治体、卸関連企業(熊本

価値なき公式サイトに気付かぬ経営者

 商用インターネットが日本に上陸したのは、1994年の秋である。それから既に30年の歳月が流れた。  筆者がネット事業を開始したのは、翌年の1995年8月22日であり、日々変化し、日々進化を遂げるインターネットと格闘しながら、現在に至っている。  最近、熊本県の或る地方にあるホテルや旅館の公式サイトをいくつかピックアップして検証したが、率直に言って、改善が必要な公式サイトが非常に多いことに驚かされた。  スマートフォンの時代にもかかわらず、レスポンシブデザインが導入され

県外プロジェクトが、急加速。

 現在、県外のプロジェクトの相談を受けて動きつつあるが、東京以西をターゲットとしたものではあるものの、新たな商品開発も想定内にて、多岐に亘るリサーチが必要になってきた。  筆者の役割はコンサル業務であるが、そこには文字化するものも多く、更にはイメージ戦略なりを含めて、クリエイティブな領域においても動くことになる。  いやはや、毎日、筆者の脳みその中は嵐のように強烈な風が吹いており、日頃から散らかった脳が更に散らかった状態にて、その疲弊が原因なのか、腹の虫が鳴き止まぬ状態が

クールなプレゼン能力を養う・・・

 プロジェクターやタブレットなどで、クールなプレゼンを行うのに必要なことは、「圧倒的に美しく魅力ある企画書づくり」のノウハウを身につけることである。  スティーブ・ジョブズの思想の根底にもある、タイポグラフィー。文字の体裁とレイアウト、すきっとした構図などなど、一瞬にして、プレゼン相手へ強烈なインパクトを与えるための基本である。  いろんな企業から提示される横長A4の提案書で、驚くほどにクールなものは皆無に等しい。ほとんどWindows系のワードやパワーポイントで作ったも

久しぶりにコンサル契約書をチェック!

 筆者の本業はICTばかりではなく、「ホテル文化と食文化」の範疇では、ホテルの社員教育やその他企業の意識改革などもコンサル業務の範疇に含まれている。  よって、本日、これまで契約を締結したところで、契約満了となったものを片付けながら、過去の契約書自体がどの程度のものなのかを再検証することにした。  時代が変われば、契約書の記述内容も変わってくる。新たなコンサル契約となれば、従来の各条文の中に捕捉説明が必要になってくる。  新聞社に入社した当時の先輩の言葉を思い出す。それ

noteのアクティビティが激減???

 最近気になることは、noterの訪問数が激減しつつある。原因は分からないが、これまでとは異なる流れを肌で感じるのである。  一つは、筆者のエッセイやコラムが魅力ないのは理解しているけれども、全体的に、noterの動きが以前のように活発でないように思えてならない。  日々、立ち寄っていただくnoterは、常連さんと言っても良いほど落ち着き、ほとんどのnoterの名前を覚えるほどに、毎日のように筆者のエッセイなりコラムを読んでいただいている。しかし、全体アクティビティが激減

仮想現実世界遭遇から17年・・・

 仮想現実世界SecondLife(登録利用無料)が日本上陸したのが、2007年であった。  当時、ネット環境としては、一般的なパソコンのスペックが現在より低く、折角、SecondLifeにログインして仮想現実世界に入れたとしても、高速グラフックボード搭載のパソコン以外は、なかなか、その世界でスムーズにアバターを動かすことはできなかった。  しかし、当時の三次元の仮想現実世界は世界初であり、ヘッドセットを装着すれば、国内外のアバター(自分の分身)同士でリアルタイムに会話が

我がポータルサイトへの執着・・・

 筆者がインターネット事業に着手、公式サイトを開設したのが、1995年8月22日であった。熊本県第一号のWEBサイトとしてメディアに大きく取り上げられたことを思い出す。  同年8月25日だったか、古巣である熊本日日新聞の夕刊トップにカラーで全面記事として掲載され、筆者のインターネットの将来的展望や熊本大学教授のセキュリティへの懸念が記事の中心的な内容であった。  我がポータルサイトの名称は、ブレーンストーミングの結果、100ほどの候補から消去法により残ったのが「The R

ChatGPT-4oを論破する。

 先ほど書き綴った記事について、ChatGPT-4oが「娯楽的要素」もある云々で反論を投じてきたけれども、どうも納得が行かないので、「娯楽的要素」について、ChatGPT-4oにツッコミを入れることにした。以下の通り。 筆者: ChatGPT-4oが、「筆者が有名人や芸能人の結婚・離婚情報に対して「無味乾燥」と評している部分は、娯楽的な要素を求める多くの人々の感覚とは少し距離があるかもしれません。週刊誌などのメディアは、こうした情報が需要があるからこそ取り上げており、必ずし

9月6日(金)Well Done Cross-mediaオフ会開催

 久しぶりの「Well Done Cross-media」のオフ会を、9月6日(金)午後1時から開始する。食事会及び撮影会は今から決定するが、後日、ご報告申し上げたい。  筆者主催の自己改革セミナー「Well Done Cross-media」は、「Well Done」の中でも最上位にある、高度なカリキュラムを擁しており、ICT総論各論は勿論のこと、「Cross-media」の名の通り、最先端技術を駆使したものを取り入れ、その他、ネイティブ英会話からカメラ撮影(静止画・動画

実績を時系列に記述するのは、「自慢話」?

 長年仕事人として実績を作ることに専念してきたが、その履歴を時系列に記述するのが「自慢話」と受け止める人がいることに、初めて気付かされたのである。  プロの仕事人として履歴を綴るのは備忘のためにも当然のことだが、その期間が長くなれば、実績も自然と長文化してしまう。さらりと箇条書きにしても構わないが、それでは説明不足にて周囲に伝わりにくい。  そんなこんなで長ったらしくなっても、事実通りに実績を綴っていたが、ある日突然「自慢話」という評価を受けたのである。別に自慢するために

避難指示を丸投げしても・・・

 現在、熊本県南部も台風10号の暴風域に入りつつあるが、全県下に避難指示が次から次へ更新されている。「安全なところへ避難せよ」といえども、県南の八代市だけでも12万人の人たちが、全員が安全な場所へ避難可能かといえば、不可能だ。  親戚や知人友人を頼り、この暴風の中で、具体的にどのような手段をとって安全な避難場所へ移動できるのかと思えば、これほど当てのない、可能性が低い避難指示を出しても、全く意味をなさない。  報道では、これまでに経験したことのない猛烈な台風と言えども、3

GFSの台風予報モデルが気になる

 Windyの台風可視化シミュレーション(4つの台風予報モデル/ECMWF・MSM・GFS・ICON)の中で、GFSの台風予報モデルのシミュレーションが気になって仕方がない。  他の3つ(ECMWF・MSM・ICON)は、九州上陸後に、熊本市付近から急に右に折れ曲がり四国南部、紀伊半島へと進路予測をしているが、GFSだけは、台風10号が九州南部でぐるぐると時計回りに停滞し、それから逆に南下するとしている。  もしこの予報が的中する場合、以前、フィリピンや台湾に長期停滞して

確かに急増しているAIタレント・・・

 スマホでニュースを読んでいると、時折、広告が飛び込んでくる。それも、人物の写真付きの広告である。  瞬間的に違和感のある人物写真。じっくりと見れば、生成AIで描かれた老人や女性の姿である。何とも、日本人離れした容姿であり、頭、首、体、手足などのバランスが、どことなく不自然に感じ、表情がその広告には似合わない。  なるほど、生成AIで画像生成すれば、簡単に人物などが描けるが、プロンプトについて相当詳細を生成AIが理解できるように、且つ、生成AIの癖を把握した上で使用しなけ