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しまっちゃえ、義実家!<14><終>
もう届いても、行政の医療費関連の書類程度だろうと思っていた義父関係のもの。
昨日になって、すっかり忘れていたものがとどきました。公営住宅の、退去精算費用の明細です。
退去の手続きに行った際、
「持って出られないものは、残しておいて構いません。退去にかかる費用は、入居時の預かり金で精算されます」
という話でした。
退去日は最後の住人である義父の死亡日で、その後に支払った家賃は(まだ明け渡していなかったのに)返してくれるほどだったので、公営住宅に関してはもう終わったものだと思ってました。
今回来た精算書は、退去後の、いわゆる原状復帰にかかった費用と内訳の明細です。35年住んでれば、もうフルリフォームみたいなもののようですね。
残してきた風呂釜や温水洗浄便座なんかの撤去費用とか、ふすまや畳など(盲点だったのは網戸でした。網戸も入居者が揃えるのか!)の交換もろもろ。総計五〇万弱。
でも、入居時に支払った一〇万弱の補償金を充当し、後は免除とのことでした。
完全別居だったし、義父は後期高齢者プラス障害一級で家賃も最低ランクの金額だったので、この扱いかも知れません。
できる限り綺麗にはしてきたけど、あんな老人に最後まで手厚く補助して貰って、行政には感謝しかないですね。
このシリーズ、どうやって締めようか考えてたんだけど、最後の最後で本当に「義実家」の精算通知書がきたので、ここで一区切りしようと思います。
お一人様高齢女性、公営住宅を終の住処、なんてコラムもネットのあちこちで見るようになったけど、ああいう優雅なものはひとにぎりでしょうね。
うちの義父母みたいに、最初から最後まで公営住宅、何十年分の生活雑貨を溜め込んで死去、というケースはざらにあるでしょう。
せめて、行政のサービスが受けられるうちに、早め早めに身の回りを片付けていくことをおすすめしたいですね。片付けるのにも、お金がかかる時代です。
今大変な状況にある方、これからなりつつある方、少しでも負担が軽くなる選択が出来るよう、願わずにいられません。
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