なぜ起業家にとって『原体験(WHY)』が大事なのかの本質について。
これは、起業家や投資家によっても分かれると思いますが、自分のスタンスは『原体験(WHY)』=『解決したい社会問題(MISSION)』がすべてで、自分のミッションとして思いがある起業家を支援をしているです。
業界でも結果を出して影響力がある、けんすうさんや、片桐さんのツィートも価値観はもちろん否定はしません。 コーポレートからブランディングをやっている視点から本質の『原体験(WHY)』がなぜ大事かを説明させていただきます。
この議論はダレが正しい、間違いではなく、レベル感、短中長期の違いだと思っています。
サービスを作る、短期的に稼ぎたければ、原体験は必要ないですが、数年でプロダクトライフサイクルで消えていきます。マーケットベースだと、数十年で変わっていくだけの話だと思っています。
事業レベルであれば、儲かる市場に張るのは、どこのベンチャーもやっていますが、本質的には『コーポレート・アイデンティティ(存在価値)』が無い弱い会社は、社会から消えていきます。
私が現在、複数社の社外CBO(最高ブランディング責任者)としてジョインしておりますが創業者の『原体験』から、コーポレート・アイデンティティから、市場選定、ターゲットや顧客体験も定義しています。
CBO(最高ブランディング責任者)と企業経営の深い関係性について
例えば、普段私が『原体験』から作っているコーポレート・アイデンティティのロジックですが「創業者の原体験」から策定しています。
①原体験→問題の深堀り→社会的な問題→MISSION
②原体験→思い→思いが実現した社会→VISION
③原体験→思い→100年後も変わらない価値観→理念
確かに、個人の原体験だけ見れば、小さいかもしれませんが、HONDAさんもそうですが、日本を代表する世界的な会社は『原体験WHY』から生まれて、今の世界中に価値を提供しています。
伝えたい事は、目的によって手段を選べば良いと思っています。
短期的な利益のためなら、原体験がなくてもいいですが、そういうサービスは、他に儲かるサービスがあれば、他のサービスや市場にいってしまいます。
もしユーザーがいた場合でも、ユーザーを無視してでも、儲からないが理由で離れていきます。
原体験から、初めた人は、儲からなくても続けるし、生涯を通して、自分と同じ原体験を持つ人、笑顔にしたい人のために続けるし、仮に創業者が死んでも、思いやコーポレート・アイデンティティが残って、同じ原体験=問題を抱えた人のために、必要とされ、価値を残し続けます。
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