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ソコ悩厶トコロカ?

幕末期の話を書いている。台詞の外来語の表記をどうするかが目下の懸案である。

例として、 photography =写真の「ホトガラヒー」。これを片仮名で書くか、「ほとがらひー」と平仮名で書くか。それに語尾は「ヒー」か「ヒィ」か。

あるところでは長音がない「ホトガラヒ」、さらには「ほとがら」という表記も見た。

幕末維新期の外来語は、総じて綴りよりも聞いた音に近い表記をしている印象がある。現代の表記に慣れた目で見ると、たどたどしい、不慣れな感じがする。この不慣れ感を、推しの台詞に盛りたい。

発話するのは推しA。彼は欧米人と接した経験がある侍。アルファベットを多少知っている。地の文なら写真または写真焼などと書くところだが、今回は発語に意味がある。

片仮名で書く。外来語と一目で分かる。わかりやすいのが何よりよね。幕末維新期に馴染んだ読み手なら、ホトガラヒー何それということはあるまい。そして「ホトガラヒー」で杉浦日向子の漫画に思いを馳せてもらえたなら本望である。

その反面、仮にも時代物の文面に、あまり片仮名を配したくはないと常々思う。幕末維新期だから、少しの片仮名が混じってもそう不自然ではないのかもしれないけれど。

そして、ひらがな表記のほうがもっとたどたどしい、不慣れ感が出てリアリティも少しは増すかなぁなどと考えている。素人考えである。

こんなことで悩んでいるから進まないのよね。

 ある作家の言葉「本当らしい感じ」。神は細部に宿る。

解決策としては、2次なので原作を参考にする。あるいは脳内の推しAに聞く。推しAがそれを書き表す時にどう書くか…。妄想果てしなく。

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