欲張りはよくないと気づいた日(1ヶ月目のできごと)
■欲張りはよくないと気づいた日
わたしは、「半額」「お買い得」「期間限定」好きで有名な根っからの関西人で、mottainaiが口癖の母から生まれた、THE 欲張り人間。それに拍車をかけてくれていたのは、私の周りにいた人たち。
「人生一度きりなんだから、やりたいと思ったことは、多少無理してでもやれ!」
という人たちが多く、(というか、そういう人たちとの繋がりをあえて自分が選んできたんだろう)とにかく周りにいる人たちが、人生欲張れ、特に若いうちはがむしゃらに走れと背中を強く押してくれていた。
しかし、田中令はちがった。
「欲張ることは人に迷惑をかけるからやめておきなさい。
それは、結果的に自分の首を絞めることにもなるから。」
と今まで耳にしたことがなかったことを教えてくれた。
その言葉をもらった喫緊のできごとは、「あれもしたいしこれもしたいし」と欲張って、中途半端になって、人に迷惑をかけることが立て続けに続いていて...。だからとっても身に染みた。
そこからもう思考は止まらない。自分の人生を振り返って、人生のほとんどが欲張って損してることばっかりだったんじゃないかという考えにいたり、どんどん落ち込むー。笑
―「あのイベントもこのイベントも参加したい」と同日のイベントを申し込んで、結局学びが中途半端になった
―「あれもこれも安い!買っとこ!」とスーパーの半額コーナー欲張った結果、最終的に食べきれなくて、捨てることになった
―お寿司で「あれも食べる!これも食べる!」と食べたら、結局美味しさを味わうことがうすれた
そういう過去がじわじわ湧いてきて、泣けた。笑
■私の人生のタイトル
「THE 二兎を追う者は一兎も得ず」
これで決まりだ。
実際には、飽き性であることと、好奇心旺盛な私の性格も同じく拍車をかけ、「あれもこれも」といろんな経験を重ねて27年。ふと立ち止まった時に、
「あなたはなにができるんですか?」
という問いが胸に刺さる。あーめん。
新卒から会社を続けていたら、「入社5年目」に値する私は、当時働いていた先輩のようになれているだろうか。
なんて考えながら、小さくなって眠った最近。
■どうやって脱・欲張りをしようとしているか
それからというものの、少しずつ欲張らず、無理をしなくなりつつある、少しずつだけどね。
①学習の5段階を意識する
27年も欲張ってきたから、無意識的に欲張ることが多い。だからまずは、「欲張っているな~、わたし」という認識をすることから。それから、「欲張らないでも大丈夫」という意識。まさにNLP用語でいう学習の5段階を歩んでいく過程なんだと思う。
②「欲張らないほうがいい」という経験を積む。
まだ、「脱・欲張り」を宣言して間もない私は、いまだに欲張ることがある。なぜなら、「欲張ってよかったこと」が少なからず、経験としてあったからだ。だけど、今の私は「欲張らない」ことを選択したがっている以上、それにトライしてみる他がない。だから、私が今努力すべきなのは、「欲張らなくてよかった」という経験を積むことだなあと思う。
小声)あいかわらず、回転寿司に行くと、あれも食べたいこれも食べたいで欲張ってしまうあたりはまだ治っていない。欲張らないからこそ、1つひとつ味わえるんだ、深みのある人間になるんだと言い聞かせて特訓中。
③「欲張らないほうがいい」として、生きている人の近くにいる
正直なところ、これが一番効果的だと思っている。
「欲張らないほうがいい」と思っている代表である田中令師匠のおそばにいる以上、ことあるごとにわたしの欲張りに歯止めをきかせてくれている。令さんがそばで「欲張らない生き方」を実証してくれているからだ。
いわゆる、背中で語ってくれているというわけ。
こんな感じで、日々「脱・欲張り」に挑戦しているのだが、意識しているからなのか、最近、「Slow is Art.」という名言に出会ったり、「長く細く続けるためにも欲張らないほうがいい」と背中を見せてくれている令さんはじめ、そうした人たちが周りに増え...。
こうして捉えると、私が「欲張らないほうがいい」という生き方を望んでいるから、引き寄せの法則のようにそういう情報に敏感になって、結果的に引き寄せているんじゃないかということ。
ひとまず、欲張ることなく、一歩ずつ、脱・欲張りへの道を歩んでいくことがまず目標。笑
欲張らない未来の人生は、素朴だけどかっこいい人生になっているといいな。
(おしまい)
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