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【15】拗ねた食いしん坊がん患者(食事療法編1)

告知から最初の二週間は濾した野菜スープを摂っていた。玉ねぎの皮は必須で味付けは無し。物足りない時は天然塩を少々。過食傾向と間食癖の私が真剣に実行した結果、検査の際67.6Kgだった体重が三週間後に60Kg。我が事ながら驚いた。

アドバイスにより止めたもの(2021年1月の記録)
*お砂糖(蜂蜜、メープル、黒砂糖も世の中に無きものとする)
*動物性タンパク質全般(肉、魚、卵、乳製品全て)
*小麦

「摂ってはいけないもの」は、お肉を除き私の好きなものばかり。冷え取り健康法を7年程続けているけれど甘いものは主食のように食べていた。お菓子やパンは深夜に仕事をする時のお供。がん細胞のエサは糖質だと聞き、読み、理解する毎に「私の身体は、がん細胞培養器だった」と白目を剝きそうになったことを記しておく。

スーパーやコンビニで加工食品の表示をチェック。ほとんどに砂糖が入っている事実に愕然。以前は口に入れていた食品も食品添加物や油の質など含め「私が食べていいもの無いじゃん!」と拗ねた。ところが何か月か過ぎると欲が削がれ買物が楽になった。
当初、家族は共に食事する際「ちかちゃん食べられないのにごめんね」と言っていた。私は自分の為に口に入れるものを選んでいるだけなのに「食べられなくて可哀そう」と切なそうなのが母なる人たち。食べさせてあげたい愛は深く強い。

東洋医学では重要な食事療法に関して、西洋医学では食事制限や食事指導が無いのが一般的であることを後に身をもって経験する。治してもらうのではなく、自分が治す意識を持ち情報を集め、試し、選択する意識が大事。体感して継続・修正する。
私の食に関する執着は時と共に面白い変化を遂げ、60キロ台だった体重が他の要因も含めて40キロ台まで変化するのは、もう少し先のこと。

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私の過食癖については、2023年の今も向き合っている。

「癌って漢字は「」やまいだれの下に口が山のようにある」
西洋医学の医師であり、東洋医学のバランスも兼ね備え、冷え取り健康法を推奨する「がんサバイバー」の言葉。
「食べすぎ」という事実は私が「がん」細胞を大きく増やした原因の一つ。解消できたら「私のがんすごろく」の完解、治癒、根治に進めるだろう。

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