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カタカムナ言靈で読み解く般若寺(般若姫)
山口県熊毛郡平生町に般若寺というお寺があります。
こちらも北緯33度ラインにあり、田布施システムで有名な田布施町から車でわずか7分しか離れていません。
田布施システムの真偽のほどは置いておいて、ここにある神峰山用明院般若寺は大変興味深いお寺です。
開山は「和を持って尊しとなす」と国家安泰に尽力された聖徳太子の師匠に当たる慧慈和尚とされています。また、聖徳太子の父親に当たる用明天皇が皇尊(すめらみこと)になる前、「金龍神」の怒りを鎮めるために、自らいけにえとなって瀬戸の海の渦に身を投じた想い人である般若姫を祀ったことで有名です。空海の弟さんもここで住職を勤められたことがあるということも聞き、数日前からぜひ一度お詣りしたいと思っていたお寺でした。
所要のあった周南市から約1時間。16時半にようやく到着した頃には、誰もおらず、神社ならまだしもお寺は結構不気味で、お参りだけ早々に済ませて下山してしまいました。またいつかきっと余裕を持って出かけてみたいと思います。
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般若姫は大分の出自で、あまりにも美しく、評判は都にまで伝わっていたと言われているのに、鬼女も表す般若という名前が付けられているのはどういうことなのでしょう。調べてみると、般若には悟りを得る智慧の意味もあるそうなので、こちらの意味合いで名付けられたのでしょうか。
ハ…正火ノ靈
ン
ニ…火水ノ靈
ャ…文也
ヒ…天ヲ回ル火ノ靈也
メ…月ノ靈也
火の玉が海中に身を投じたことで神となり、火と水が綾なして天を巡って月の靈となる。
かぐや姫を感じさせる読み解きとなりました。かぐや姫も時の天皇から見初められましたが、月に還らなければならなかったのでその思いを遂げられず、悲恋となっています。
長閑やかな瀬戸の海なり
若姫の命ありしを目の当たりとす