アメノミナカヌシ②
①でお伝えしましたように、アメノミナカヌシは隠れ身ではありますが、この世のありとあらゆる現象に厳然とアメノミナカヌシは関与しています。
と、その前に、今朝の寺子屋の学びから大切なことを記しておきます。
カタカムナは文字ではなく暗号で、この暗号を解くカギが山口志道「水穂伝」の言霊なのです。
元来カタカムナは歌で伝承され、空海によって図象符にされたので、巷で言われているように、神代文字ではありません。ですから縄文に出来たものではなく、ましてや文字ではありません。カタカンナ(片仮名)があり、空海がヒラカンナ(平仮名)を作り、これを火水として、カタカムナという暗号を作ったのです。
①の続きです。
「カタカムナ言霊解より」
カタカムナが虚空の胎蔵界に収まるその御霊より、空躰であるアメノミナカヌシの御霊は二つに分かれ、その二つが万象を引き寄せ、形を表す現象へと結びついてゆく。
アメノミナカヌシは○チョン。○とチョンの二つに分かれます。
国東にあるアメノミナカヌシの御神木も○チョンです。
これがチョンという日月天神と、○という龍神という地の神とに分かれて、また一つになって大和人となります。この○とチョンは二つに分かれたり、一つになったりを繰り返します。
アメノミナカヌシの実態は、目に見えないすべて万物を生み出すめぐりの輪と誠の火となります。
それが形を表したのがアメノミナカヌシの御神木なのです。そこから日月天神と龍神が生まれ、また一つにまぐわって大和が生まれ、大和が○チョンとなり、○チョンとなった大和はまた火と水に分かれて秦となり、天孫族と弓月族となって、分かれたのが地球を巡って日本で結ばれて神仏習合となりました。いつも○チョンは、分かれて一つになる、を繰り返し、いろいろなところで相似象として展開していくのです。
今まで、アメノミナカヌシを御神木と説いた人はいません。でも、邦前文吾さんからインスピレーションを得て、天聞先生はそこにたどり着いた。それで高天原も天津金木もカタカムナもすべてが繋がったのです。だから神を柱というのです。
人間が生命の樹から生み出されたというのも繋がっていきます。微生物から生まれたのではなく、木から蒸し生まれたのです。木は土から生えてきます。土は大気の息が下に固まって、その土から生まれます。この御神木は空から降ってきた星が種になって生えてきたのです。
アメノミナカヌシより創造の種が降り、現象世界の根に結びついて万物を生み出す。その現象と相互作用し、万物を引き寄せ、躰の創造の種によって動かされる。(中略)目に見えない世界と現象の世界がからみ合う中で、現象が巡り続けるように見えるが、実際には真の現象ではない。現象はあくまで胎蔵界の用(はたら)きに過ぎない。
カタカムナを学ぶことで、個人が円満で幸せになることが大切です。私たちは、摩尼宝寿のやり方を学び、現実世界における個人の幸せを目指しています。そうした時に初めて賛同者が現れてくるでしょう。そして個人の幸せが地域の幸せ、日本の幸せ、世界の幸せにつながっていくのです。