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【分量完備】365日美味しい中華料理50選vol.2

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季節を問わず活用できる本格中華料理レシピ集です。レシピは単体でも300円で買えますが、マガジンだと1本あたり25円未満と大変お得です!
本場で知った味をそのままに、素人でも作れるシンプルな料理を厳選しています。化学調味料や鶏ガラスープ…
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#酒徒厨房

おうちで中華 - 東北大拉皮(極太幅広春雨の胡麻だれ和え)

今日は、中国東北料理の傑作をご紹介しよう。およそ東北料理店でこの料理を出さない店はないくらいの有名料理でもある。 その名も、東北大拉皮(極太幅広春雨の胡麻だれ和え)。 東北大拉皮 东北大拉皮 Dōngběi dàlāpí大拉皮とは、料理名にもある通り、極太幅広春雨のこと。原料は特に決まっていなくて、じゃが芋、さつま芋、緑豆あたりのでん粉で作る。 最大の特徴はその食感で、ムッチムチのプリンプリン。水に浸けてから茹で戻すので、普通の春雨より手間はかかるが、一度食べればその魅

¥300

おうちで中華 - 紅焼猪手(豚足のとろとろ醤油煮込み)

ここ最近のレシピは「超簡単なのに旨い!」系の料理ばかりだったので、今回は少々手間はかかるけど「こんな中華料理も実はおうちで作れるよ」系の料理をご紹介したい。上海料理の紅焼猪手(豚足のとろとろ醤油煮込み)だ。 豚足料理という時点で一定数の人がサーッと引いていくのは分かっているのだが、一部の物好きな人に響くことを期待してレシピ化してみる。 紅焼猪手 红烧猪手 hóngshāo zhūshǒuそもそも豚足というだけで引くなんて、もったいない話なのだ。トロトロになるまで煮込んだ豚

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おうちで中華 - 椒塩蝦(海老の花椒揚げ)

今日の料理は、海老中華第3弾。第1弾・白灼蝦(茹で海老)、第2弾・蒜蓉粉絲蒸大蝦(海老と春雨のニンニク蒸し)に続いて、夏にピッタリの一皿をご紹介しよう。その名も、椒塩蝦(海老の花椒揚げ)! 椒塩蝦 椒盐虾 jiāoyán xiā薄く衣をつけた小ぶりの海老を、軽やかに殻ごと揚げる。熱々サクサクの殻の中にプリプリの身と濃厚なミソ。多くを語るまでもなく、「そんなの旨いに決まってる」ひと皿だ。 日本の居酒屋料理の定番・川海老の唐揚げに似ているが、もちろん中華らしい仕掛けがある。花

¥300

おうちで中華 - 水煮肉片(薄切り豚肉の麻辣スープ煮)

今日の料理は、水煮肉片(薄切り豚肉の麻辣スープ煮)。強烈な麻辣の刺激が特徴的な、四川の名物料理だ。「水煮」というあっさりした感じの名前に騙されて注文し、激しい辛さと痺れに舌をやられて涙を流した人もいるのではないだろうか(←二十数年前の僕)。 麻辣スープが染みた薄切り豚肉はつるりと舌触りがよく、刺激は強いが慣れるとクセになる。額から汗が噴き出てたところに冷えたビールをぐいーっとやれば、思わず出てくるのは「最高!」のひと言だ。 水煮肉片 shuǐzhǔ ròupiàn「こんな

¥300

おうちで中華 - 白水煮青菜(雲南式茹で青菜)

今日ご紹介するのは、かつて雲南の農村で出合った白水煮青菜(雲南式茹で青菜)。 最初に食べた時は戸惑った。大きな鉢に茹でた青菜と汁がたっぷり盛られているだけなのだ。しかも、青菜が浸っているのはスープかと思いきや、ただの茹で汁で、塩気すらないのである。「白水」とはお湯のことだから、名前の通りではあるが、あまりにもそのままではないか。 しかし、これがまた妙に旨いもののだから困った。いや、別に困らないが、驚いた。 白水煮青菜 báishuǐ zhǔ qīngcàiもっとも、さす

¥300

おうちで中華 - 雪蛤燉木瓜(ハスマとパパイヤのホットデザート)

今日のレシピは日本だとほぼ需要がないと分かってはいるけれど、「10分で簡単!」みたいなレシピばかりでも面白くないので、「中国にはこんな謎のデザートもあるんです。楽しいでしょ」という意味合いで紹介したい。 雪蛤燉木瓜(ハスマとパパイヤのホットデザート)だ。広東や香港のレストランでは、かなりの高級デザートとして扱われている。 雪蛤炖木瓜 雪蛤燉木瓜 xuěhá dùn mùguāまず、雪蛤(ハスマ)という食材をご存知だろうか。透明なゼリーのような見た目で、ぶよんぶよんしていて

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おうちで中華 - 糖醋排骨(豚スペアリブの甘酢揚げ)

今日の料理は、我が愛しの糖醋排骨(豚スペアリブの甘酢揚げ)。およそ上海料理を名乗る店でこの料理を出さない店はないくらいの定番なので、上海在住時はこの料理を初めての店のレベルを測る試金石にしていたほどだ。だから、「中国全省食巡り」の上海篇でも、真っ先にこの料理を採り上げた。 見た目が真っ茶色で地味なので、写真では旨さが伝わりにくいのがもどかしいが、上海料理の中でもマイベスト3に入る料理なので、是非お試しを! 糖醋排骨 tángcù páigǔ油・紹興酒・醤油・砂糖・黒酢を多

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おうちで中華 - 腐竹拌西芹(湯葉とセロリの冷菜)

今日は、昔からの我が家の定番をご紹介しよう。日常的にも作るが、我が家で宴会をやるときにも大抵作る。なぜなら、下酒菜だから。下酒菜とは、酒が進む料理のこと。要は、優れた酒肴なのである。 とはいえ、酒を飲まない人もご心配なく。酒飲みにとっての「優れた酒肴」は、下戸にとっての「美味しい前菜」だ。絶対気に入ってもらえると思う。 腐竹拌西芹 fǔzhú bàn xīqínということで、腐竹拌西芹(湯葉とセロリの冷菜)。江南地方の料理だ。 用いる材料は、腐竹(中国湯葉)とセロリ。地

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おうちで中華 - 老醋花生米(揚げピーナッツの黒酢和え)

中国で何度か食事をしたことがある人なら、恐らく誰もが知っているはずの油炸花生米(カリカリ揚げピーナッツ)。今日の料理は、その発展版だ。 かつて中国北方へ出張するたびに宴席で出てきた老醋花生米(揚げピーナッツの黒酢和え)。カリカリピーナッツを黒酢タレと合わせることで、酒のつまみ感が抜群に高まるのだ。 老醋花生米 lǎocù  huāshēngmǐ現地だと「こんなの絶対食べ切れないだろ」という量で出てくるが(笑)、自分で作るなら写真の量くらいが適量。但し、味は現地と同じに仕上

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おうちで中華 - 白油豆腐(四川式・豚ひき肉と豆腐の炒め煮)

四川料理といえば、皆さん強烈な「麻辣」味を思い起こすことと思うが、そればかりではない。むしろ全く辛味のない料理も存在する。 今日の白油豆腐(四川式・豚ひき肉と豆腐の炒め煮)は、その象徴だ。真っ白く仕上げるから、白油豆腐。下の写真をご覧あれ。とても麻婆豆腐を生んだ省と同じ省の料理とは思えない。だが、これが旨いのだ。 白油豆腐 báiyóu dòufu豚ひき肉を炒めてから、豆腐を加えて煮る。味付けは塩だけで、豆腐とひき肉の味わいをシンプルに楽しむ。 豚ひき肉を炒めるのにラー

¥250〜
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おうちで中華 - 陽春麺(中華かけそば・汁そば)

今日の料理は、中国の江南地方でよく食べられている陽春麺(中華かけそば・汁そば)。ご覧の通り、具は青葱だけのかけそばだ。塩味すら薄いあっさりスープに、コシを重視しない柔らかなストレート麺が沈む。 陽春麺 阳春面 yángchūn miàn最もシンプルな麺なので、家庭でも乾麺を使って気軽に作る。スープも至ってお手軽。ベースはお湯と鶏精(鶏ガラスープの素)だけで済ませる人も多いくらいで、鶏や豚の茹で汁があれば十分上等だ。ただ、本場の味わいにするには欠かせないものがある。そこはレシ

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おうちで中華 - 酸辣蕨根粉(わらび粉春雨の冷菜)

蕨根粉(わらび粉春雨)をご存知だろうか。わらびの根っこから採ったでん粉を麺状にし、乾燥させたものだ。言わばわらび粉の春雨で、茹で戻してから流水で冷やすと、プリプリになる。  ご存知の方は、きっと「大好物!」と言うことだろう。そう、蕨根粉はむちゃむちゃ旨いのだ。 最近はわずかながら日本でも流通しているようなので、もっと流通しますように!という願いを込めて、蕨根粉を使った最もメジャーな激ウマ&お手軽料理をご紹介しておく。 酸辣蕨根粉(わらび粉春雨の冷菜)だ。 酸辣蕨根粉 

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おうちで中華 - 客家干蒸肉(客家式豚バラ肉の蒸しもの)

今日の料理は、客家(ハッカ)料理。昔、福建省南部に客家の土楼を見に行った際、アモイで食べて気に入った料理をご紹介する。 客家干蒸肉(客家式豚バラ肉の蒸しもの)だ。 客家干蒸肉 kèjiā gānzhēng ròu豚バラ肉に下味を付けて粉をまぶして蒸すだけの、素朴な料理である。 中国では、このように素材に何らかの粉をまぶして蒸す料理がたくさんある。粉をまぶすことで素材の旨味が外に流れず、ジューシーに蒸し上がるからだろう。 この料理の場合、まぶす粉には地瓜粉(タピオカスタ

¥250〜
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おうちで中華 - 涼拌干豆腐絲(千切り押し豆腐の冷菜)

中国にいたことがある人ならきっとみんな大好きな干豆腐絲(千切り押し豆腐)。ただ、現地では二束三文なのに、日本だと冷凍品のくせにやたら高いので、家で使うのは諦めていた。 だが、最近は日本でもダイエット食として注目を浴びているようで、そのお陰か、一部のスーパーでは国産の干豆腐絲を見かけるようになった。まだお値段は高めだけど、とても嬉しい。 ということで、今日の料理は涼拌干豆腐絲(千切り押し豆腐の冷菜)。干豆腐絲を使う料理の中でも、最もポピュラーなものだ。 涼拌干豆腐絲 凉拌

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