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【連載期間限定割引中】香港&マカオで食べた!

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勝手知ったる香港とマカオを、7泊8日で食べ歩いてきました。最終的に17本の記事を掲載予定で、完成後は価格が680円→880円になります。
香港では「飲茶と広東料理」、マカオでは「ポルトガル料理と土生葡菜(マカオ料理)」がテーマです。各料…
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#香港

【無料公開】香港&マカオで食べた1 - 勝手知ったる土地で食い倒れ。

今日から、香港&マカオ旅行記(7泊8日)を始めます!7月初旬に家族3人で食い倒れの旅へ出かけた顛末記です。 +++++ 今年の夏休みこそは中国へ行きたいと思っていたが、期待していたビザなし渡航は復活せず、方針転換を迫られた。トランジットビザ免除手続きを利用すれば、最大144時間は中国に滞在できると知ってはいたけど、子連れ旅行でトランジットを前提にするのも面倒くさいなあと思ってしまったのだ。 でも、せめて中華圏へ…と考えた時、連れと僕の頭に浮かんだのは、香港とマカオだ。かつ

香港&マカオで食べた7 - 尖沙咀の高級茶楼で贅沢飲茶

香港3日目の朝、僕は一人でHSBC(香港上海銀行)へ。コロナ禍の間に休眠状態になってしまっていた香港ドル口座を復活させるのが、今回の旅の裏目的だったのだ。 事前の口コミはかなり評判が悪かったので、午前中を潰す覚悟をしていたが、いざ行ってみたら行員はみな親切で、すぐに手続きが終わって拍子抜け&大感謝。 十数年前から寝かせていた香港ドルを確保したので、精神衛生のため、この後の食事や買い物は当時の1ドル11円で脳内換算することにした(笑)。 香港&マカオで食べた7 - 尖沙咀

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香港&マカオで食べた6 - 旺角の豆豉椒炒鵝腸と鹹魚頭鶏粒豆腐煲

ホテルでの昼食で家族が元気を取り戻したので、午後は再びスターフェリーに乗って(今度は大混雑)香港島へ渡り、ビクトリアピーク(大平山)へ。 ピークトラム(山頂纜車)は記憶していたより随分と急勾配だった。これも大混雑で席を取れなかったが、立っていた方がすごい斜めっぷりを体感しやすくて、我が子と二人でキャッキャとはしゃいだ。少し並んでも乗った甲斐があったと思えたな。 ビクトリアピークは、多分、学生時代以来。一人旅だったので夜中に一人で行ったら、やたらカップルに撮影を頼まれて辟易

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香港&マカオで食べた5 - 尖沙咀の焼鵝飯と双拼焼味飯

早茶の後は、初香港の我が子のための、ベタな香港ツアー。まずは腹ごなしを兼ねて、中環至半山自動扶梯(ヒルサイド エスカレーター 。世界一長い屋外エスカレーター)を上から下まで行き来して、坂の都市・香港を実感してもらった。 更に、トラムに乗ってはるばる北角まで。幸い、最前列の席をゲットできたので、二階建てバスともまた違うスリムな車体がスレスレにすれ違う様子を、十分に堪能させてあげられた。 僕と連れにとっては目新しさより懐かしさを感じる光景ばかりだが、あちこちで「おー!」と驚く

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香港&マカオで食べた4 - 中環の老舗茶楼で早茶

香港二日目は、早起きして朝七時台の天星小輪(スターフェリー)に乗った。維多利亞港(ヴィクトリアハーバー)を渡って対岸の中環(セントラル)へ至る、わずか8分の航海だ。 早朝のため船内はガラガラで、船首付近の特等席をゲット。大小の船が行き交う様子を見て、我が子は「おー!すごい!…あ!向こうからもスターフェリーが来る!」などと楽しそうだ。 面白いことに、我が子は最初、維多利亞港を大きな川だと思い込んでいた。これは海で、平均水深が12mもあることを告げたら、目を丸くしてびっくり。

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香港&マカオで食べた3 - 佐敦の田鶏煲と陳村粉

香港で最初の夕食をどうするか。僕らは創作料理寄りの香港の高級広東料理には食指が動かないタイプなので、狙いを日本ではなかなか食べられないようなローカル広東料理に定めた。 ここで頼ったのは、食友・ふじもとさん。中華料理に関して僕が絶対の信頼を置いている友人のひとりだ(詳しくは、「酒徒の履歴書⑪ - 上海の洗礼!驚愕のお昼ご飯!」で)。そのふじもとさんがちょうど年初に香港へ行っていて、「ここがまあまあ良かったです」と店情報をくれたのだ。「ふじもとさんの『まあまあ』なら、間違いない

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香港&マカオで食べた2 - 尖沙咀の雲吞麺と生滾粥と亀苓膏

空港から一時間ほどリムジンバスに乗り、尖沙咀(チムサーチョイ)へ。十代で初めて香港へ行った時も、同じ路線のバスで尖沙咀へ向かったことを思い出した。あの時は深夜で、同乗していた日本人のおじさん(と言っても30代前半かな)が近くの屋台で焼乳鴿(鳩のロースト)を奢ってくれたっけ。 当時泊ったのは重慶大廈(チョンキンマンション)の窓もないボロ部屋だったけれど(なんせ「恋する惑星」世代ですから)、あれから四半世紀後の今回は、もう少し良いホテルを選んだ。 部屋に入ると、目の前にバーン

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