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勉強するのと学校へ行くのを同じにしちゃう子どもたち

学校の影響力はよくも悪くも大きい。
学校は勉強をするところという認識は間違いではないが、勉強するのは学校だけというのは間違いである。しかし子どもたちはよく言う。
 
学校で習ってない。
まだ学校でやっていない。
 
から知らない、と。
 
これは常々由々しき事態であるとぼくは考えている。勉強とはなにも学校だけでするものではないからである。むしろ学校の外のほうがたくさん勉強をするし、学校が終わってからも勉強はずっと続くのである。
 
なのに。なのにだ。
まだ学校でやってないからわかんなーいと子どもたちは平気で言う。
 
そして、学校が嫌いな子どもは勉強も嫌いである。よほど学校の授業がつまらないのであろう。いやつまらないのは知っている。何十年経っても変わらずにつまらないままということである。
 
ぼくは学校はつまらなくてもいいと言っている。だけど勉強は本来楽しいものなんだよと伝えたいのだ。苦手な算数も見るもの辛いだろうが、その先には楽しい世界が待っているんだよということを教えたいのである。
 
学校へ行くのと勉強するは同じではないのだ。
勉強という広い円の中に学校が小さく入っているにすぎないのだ。

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