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老人独居、その後誰も住まなくなった庭を管理する

数十年前、父母が全盛期で働いていた頃、郊外や地方では、会社が(当時はマンションはほとんどなかったので)庭付き一戸建ての持ち家を推奨していました。
父母は、果樹が好きだったのか(私は就職で実家を離れました)、「梅」「スモモ」「スダチ」「柿」と、次々に植えていったようです。
また、垣根に弦薔薇を這わせていました。
夏の花がない、ということで百日紅。そのほかツツジ等も植えていました。

父母が年老いていくにしたがって、問題は徐々に大きくなりました。
拙宅の場合、最終的には解決途上ですが、「誰かが在宅しているうちに」解決方向を見定めておく必要があります。
問題となってきたのは下記の通りで、その対応について記載します。

  1. 果樹は剪定しないと高く育ってしまい実に手が届かなくなる。

  2. 老人は腰が弱い。かがんでの雑草取りは困難になる

  3. ツツジ等の刈込みを怠ると、樹形がゆがんだり部分的に枯れたりする。

  4. 薔薇は肥料や薬等のメンテナンスに手間がかかる。

1. 果樹は剪定しないと高く育ってしまい実に手が届かなくなる。

特に大変なのは柿です。届かないと、実が熟すと鳥がつついて傷みます。その後落下すると柿の実は地面で飛散するか潰れます。数が多いと回収も大変です。 今夏にかなり枝を落としたので大分少なくはなりましたが、誰も住まなくなった現在も続いている問題です。

2. 老人は腰が弱い。かがんでの雑草取りは困難になる。

父が亡くなって、母だけとなったとき、思い切って砂利庭にしました。砂利の下には防草シートが張ってあります。業者に頼んだので、庭木の伐採も含めて100万円近くかかりましたが、これで一気に雑草取りは不要となりました。自分では出来ない作業ですが、効果抜群でした。
実際、外からの見た目はこれが一番効果がありました。実施前後の庭が下記の写真です。 今回投稿のメインポイントでもあります。

作業前の庭・老人だけでは手に負えず、雑草が生い茂っている
作業後の庭。砂利庭として樹木を残した。一番奥中央の柿を伐採しなかったことは唯一の失敗

3. ツツジ等の刈込みを怠ると、樹形がゆがんだり部分的に枯れたりする。

時間がないので、電動の植木バリカンを購入。春と秋に大きく剪定することで対応しています。枯れた部分は思いっきり短めに揃えなおすことで復活しました。

4.薔薇は肥料や薬などのメンテナンスに手間がかかる。

自然の成り行きに任せ、短く切り落としてしまうことで、何本かはうまいこと枝分かれして枯れずにいます。枯れてしまった薔薇はやむを得ないということで決心すれば大丈夫です。

少しでも参考になれば幸いです。



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