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子どもの「科学的に正しい褒め方」とは?
みなさんは子どもに何と言って褒めてますか?
まさか「すごい!」を多用してないですよね?
…とは言いません^^笑
というのは、子どもの性格によって褒めの効果が違うからです。
今日は子どものタイプ別の褒め方をご紹介します^^
良ければ参考にしてみてください!
1.自尊心の高さによって効果が変わる
オランダの大学の研究結果で、『自尊心の低い子に過度な褒め方をすると、難しいことにチャレンジしなくなる』ということが判明しました。
過度な褒め方とは、『信じられないくらい素晴らしい!』(That`s incredibly beautiful!!)のような褒め方。
この研究では、7歳から12歳までの子ども達に絵を描いてもらい、大人達は『自尊心の高い子どもと自尊心の低い子ども』に対してどんな褒め言葉を使うのか?を調査しました。
結果は、大人は自尊心が低い子どもほど大袈裟に褒めて自信をつけさせる傾向があることがわかりました。
では、子ども達は褒め言葉に対してどんな反応をしたのでしょうか?
自尊心が高い子
『自尊心の高い子に過度な褒め方をすると、簡単な問題よりも難しい問題にチャレンジする傾向が強かった』
自尊心の高い子はもともと、チャレンジャーで失敗を恐れない傾向があります。
大人からの嬉しい褒め言葉がポジティブな行動の強化へ繋がり、さらに挑戦を促す、という影響をもたらします。
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自尊心が低い子
『自尊心の低い子に過度な褒め方をすると、子どもの挑戦意欲が低くなった』
自尊心の低い子どもは、自分の能力や自分の価値への自信が低い状態にあります。
そこに大人の大袈裟な褒め言葉を聞かされると、自分の実力を超えた期待だと感じ、「次回はその期待に応えられないかもしれない…」といった不安に繋がる、というメカニズムになります。
自尊心の低い子どもほど、子どもの自己評価と褒め言葉にギャップがないか気を付ける必要があります。
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2.科学的に正しい褒め方
結論、子どもには「結果ではなく努力」を褒めるのがおすすめです。
アメリカの名門・コロンビア大学(オバマ元大統領の出身大学)の研究では、子どもの能力を褒めると努力をしなくなることがわかりました。
「○○は頭が良いね!」と褒めると子どもは「私って頭が良いんだ!」と信じます。
しかし、もし問題が解けなかった場合はこのように考えます。
【問題が解けない→頭が悪い→自分は優秀ではない】
このような思考回路になってしまうため、ミスをするのが怖くなってしまい難しい問題にチャレンジしなくなりました。
逆に努力を褒められた子は「問題を解けなかったのは努力が足りなかったからだ!」と考えるようになり、さらに努力をして難しい問題にも向き合う姿勢がみられました。
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まとめ
以上の研究から、
・自尊心の低い子には、慎重に褒める
・おすすめの褒め方は『結果や能力ではなく努力を褒める』
ぜひ、お子さんの性格に合わせて褒め方を意識してみてください^^
【参考資料】
マインドセット (著)キャロル・S・ドゥエック