交通安全標語で最優秀賞 千葉支社・菊池裕之さん
千葉中央地区安全運転管理者協議会(※)による令和5年度交通安全標語で、弊社の菊池裕之さん(千葉支社・支社長)が最優秀賞を受賞しました。
(※)千葉中央地区安全運転管理者協議会…交通事故抑止を目的に交通安全教育や講習会、優良運転者らへの表彰などを実施。
同会では、会員の事業所から交通安全に関する標語を年末に募集しています。昨年末に募集されたのは「横断歩道事故0」に関する標語。
菊池さんによる「お先にどうぞ 優しさあふれる 横断歩道」は、今年度の同会の封筒やカレンダーなど、各所で活用されるとのこと!
栄えある賞を受けた菊池さんにお話を聞きました!
―交通安全標語は千葉支社メンバー全員が毎年応募していると聞きました。
そうです。
仕事の話ばかりだと飽きてしまうので、何か頭の体操になることはないかな…と考えていた時に、たまたま交通安全標語募集のFAXが届いて、「気分転換にぴったり」と始めたのがきっかけです。私が千葉支社に異動したのが2020年なので、その年の年末から毎年応募しています。
―支社のメンバーの反応はいかがでしたか?
はじめは「嫌がるかな?」とちょっと心配でしたが、意外とみんな楽しんでくれているようで、やってよかったです。支社メンバーから思わず「おぉ―!」と歓声が上がるような作品も過去にいくつも生まれていますよ(笑)。
―そうなんですね! 過去にも受賞した作品はあったのですか?
参加初年度は私が「優秀賞」、2回目は営業メンバーのOさんが「佳作」、そして今回私が「最優秀賞」を頂きました!
―好成績ですね。すごいことです!
ちなみに今回の標語はどのくらいの時間で考えたのですか? 制作秘話的なものがあれば教えてください。
毎回そうなのですが、考える時間は10分くらいです。
今回はテーマが「横断歩道事故0」だったので、車が止まって横断歩道を渡っている歩行者を優先している景色を思い浮かべながら考えました。
私が今回考えたのは、入賞した評語を含めて実は3つあったんです。その中でも一番その景色が思い浮かぶものを選んで応募しました。
―受賞のお知らせを聞いた時はどんな気持ちでしたか?
正直「最優秀賞」を受賞できるとは思っていなかったのでびっくりしたのと同時に、交通安全に最優先で取り組んでいかなくてはいけないと気が引き締まる思いでした。
―普段から交通安全で心がけていることがあれば教えてください。
営業なので車を運転する機会が多いのですが、時間がないからといってむやみにスピードを出しすぎたりしない、歩行者が横断歩道を渡っていたら渡り終わるまで止まって歩行者優先を徹底する…基本的なことを順守しているだけで特別なことはしていません。
―でも、大切なことですよね! 菊池さん、ありがとうございました。
地域新聞社での交通安全への取り組み
普段から業務で車を運転するスタッフも多い地域新聞社。
事故なく安全に業務ができるようどのような取り組みをしているのか、せっかくの機会なので、本社で安全運転管理者(※)を務める人事総務部の酒井啓貴さんに教えてもらいました。
(※)安全運転管理者…一定台数の自動車(乗車定員11人以上の自動車にあたっては1台、その他自動車にあたっては5台以上)を所有する事業所は安全運転管理者を選任する必要があります。
―まずは、菊池支社長の交通安全標語最優秀賞の一報を聞いて、ひとことお願いします!
すごいですよね。支社のメンバー全員で標語を考えるという点も、安全運転への意識が高まるはずなので素晴らしいことだと思いました。
―地域新聞社全体では、どのような取り組みをされているのか改めて教えてください。
これは義務なので、当然なのですがアルコールチェックがまず一つです。
酒気帯びの有無の確認とその記録は、安全運転管理者の義務として、2022年4月1日に施行されています。
アルコール検知器を使っての確認は、白ナンバーの車を使う事業者に対しては12月1日から施行予定ですが、弊社は機器がそろっているのですでにスタートしています。
健康チェックも同時に行い、発熱時や体調不良時には運転を控えるなどの呼び掛けももちろん行っています。
この他には、交通安全講習の実施や交通ルールや法令(条例)改正などの社内発信をしています。
交通安全講習ですが、今年は過去(直近1年間)に事故・違反をした社員を対象に行いました。安全運転管理者の義務に「安全運転指導」という項目があるので、今後は全社員を対象に定期的に実施したいとも考えています。
交通ルールなどの発信についても上記の「安全運転指導」に付随するもので、毎月20日に全社員宛に発信しています。
―私も配信を読んでいますが、かなり詳しく解説されていてとても分かりやすいです!
交通標識や交通ルールなどおさらいの意味も込めて発信していますが、文章を作る上で改めて認識することもあるので私自身も勉強になっています。
慣れた道こそ油断してしまいがちなので、ぜひ標識にも気を付けて運転してもらえたらと嬉しいです。
―先ほど、今後は講習の対象を広げたいとお聞きしました。その他に予定されていることはありますか?
上司の説得はこれからになりますが、リース車両の入れ替えを計画しています。(※当社の社用車はすべてリース車両)
2020年4月以降の新型車にはオートライトの機能の搭載が義務化され、2024年5月以降の新型車にはバックカメラの装着が義務化になるためです。
これらの機能を搭載した新車に順次入れ替えることで、車の性能・安全性は自動的に向上し、ワンランク上の運転サポートを提供できると思っています。その結果、運転中のストレスなども軽減でき、運転者が今以上に余裕を持つことで、交通事故の予防につながると期待しています。
車は一歩間違えれば凶器です。人命はもちろんですが、車自体も大事に運転していただきたいというのが私の願いです。
―それはちょっと楽しみですね。
社用車ですから、常に緊張感をもって運転していただくのを前提としてですが、運転する楽しさやクルマへの愛着も感じてもらえたら…と僭越ながら思っています。
そういった気持ちが「ここは一時停止の指示がないところだけど一時停止しよう」とか、「急発進はやめよう」といったように、おのずと「思いやり運転」につながっていくのではないでしょうか。
酒井さん、ありがとうございました!
このnoteを書いた人:編集部 モティ