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研究員コラム

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地域リノベーションラボのメンバーが、全国各地の地域に入って考えた地域を盛り上げるアイディアやノウハウをまとめています! 地域をもっと良くしたいけどやり方がわからない…という方必見…
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#地方創生

旅の記録①八戸市

先週2回目の八戸いきました。以前は震災の2週間前、八戸せんべい汁の事務局長木村さんと、せんべい汁の店舗を案内してもらい、郷土食をテーマに色んなディスカッションをしたのを覚えてます。いくつか事業化しそうだったけど、震災で流れたんですが(うっ、アタマが、、、) そこから震災が来て、その時買い物をしたお店なんかが被災してるのをテレビでみて、大きなショックを受けました。あれから10年、いまの八戸ってどんな感じかな?と別の出張ついでに足を延ばしてみました。 街並みの復旧、駅ごとの界

景観計画でミスると、取り返しがつかない。

いま東北のとある村で、灯台とその周りの園地、国民宿舎の再開発に伴う景観計画の委員をやらせてもらってます。 最近環境省が「引き算の景観づくり」という考え方を推奨しており、国立公園等に指定されて(=木の伐採などが出来なくなって)相当年経っているところは、当時の景観が森で覆われたりして崩れている。なので伐採などを含めた景観計画を進めているんですね。 この考え方は、とても素晴らしいと思います。仕事柄毎年数多くの国立公園、国定公園、指定公園に訪れますが、伸び放題に伸びた木々が景観を

表敬訪問も、リモートで出来る。

年間10程度の自治体の首長さんを、表敬訪問させてもらってます。コロナ禍の中で、そんな表敬訪問もリモート(笑)。 ちゃんと事前に資料を送って動画を準備して、Zoomのテストして(と言ったら大変だけど、実際行くよりは時間的拘束は少ない)、Zoom特有の「間」に慣れたら大丈夫。 個人的には対面が100点なら80点くらいは作れる印象。雑談の時間がないのが色んな意味で残念だけど。 今日はとある自治体の首長さんへの表敬訪問でした。リモートになったので自分が関わってるラジオ放送の放送

必要であれば、産業だってつくる。

いま、とある地方都市でアニメ製作の会社を作る」という途方もないプロジェクトの企画を作ってます。 「そんなんリノベーションじゃなくて、単なる新規事業やんけ」と思った方もいるかもしれません。でも、これはれっきとした「リノベーション」なんです。 なぜか?その地域にはアニメ専門学校と美大があります。 行政主導でアニメを何作品も作ってます。 近くのエリアでもアニメ作ってます。 作れば作るほど、お金が東京の会社に流れてて、二次利用の手続きも煩雑です。 それなら自分たちのエリア

費用対効果ではなく経済効果

とある地域に提案すべく、沖縄に来ています。 明日から二日間で、議員さん、市の執行部、そしてトップへのプレゼン。 複数年度で尚且つ単価が高い事業なので、5カ年にわたっての経済的なシュミレーションや、財政負担も資料にして持っていきます(本当はいま作ってる)。 正直言って行政的には赤字。でもね、ちゃんと試算をすれば、経済効果は予算の倍は出るし、行政の持ち出しも国の事業でフォローできるし。 税収で回収できる、と言いたいが演算が複雑&大規模過ぎて、ちょっと無理。 お相手の自治体