しばた@地域リノベーター

地域リノベーションラボ所長。様々な協会と連携しての「地域の聖地化」や、地域経済に寄与する特産品開発、関係人口の拡大やサステナブルな地域づくりを研究中。地域の魅力・価値を創造するべく、全国100か所以上を訪問。 https://www.chiiki-renovation.com/

しばた@地域リノベーター

地域リノベーションラボ所長。様々な協会と連携しての「地域の聖地化」や、地域経済に寄与する特産品開発、関係人口の拡大やサステナブルな地域づくりを研究中。地域の魅力・価値を創造するべく、全国100か所以上を訪問。 https://www.chiiki-renovation.com/

最近の記事

燈の守り人

地方創生×サブカルの新しい形を模索してます。そのひとつの集大成「燈の守り人」がリリースされました。 全国の灯台が擬人化!というとオタク層の皆様は、「またか」と思うかもですが(笑)、今回のプロジェクトは、メインコンテンツ(マンガ)の展開とは別に、全国の灯台を擬人化し年間20か所ずつキャラクターを作って、自治体に活用権をあたえ、自由度高く使ってもらうことが目的です。 今回プロデューサーを仰せつかってますので、すべての自治体に表敬訪問を行い、盛り上がりはじめています。これは表敬

    • 昭和のいじめられっ子だった僕

      前世でどんな罪を犯したのか分からないけど、幼稚園から高校まで、一貫して苛められてきた。昭和の終わりごろ、イジメはダイレクトで、暴力的だった。顔面血まみれになったり、骨折して帰ってきたこともある。家の商売や趣味も馬鹿にされ、クラスでも無視されて、ホントに少数のオタク仲間と、部活動に支えられて何とか生きていた。ポケットの中には自殺用のナイフが入っていて、カバンの中には「完全自殺マニュアル」が入っていた。 まぁ幼少期も褒められた人格ではなかったので、一方的に被害者ぶるつもりもない

      • 必要であれば、産業だってつくる。

        いま、とある地方都市でアニメ製作の会社を作る」という途方もないプロジェクトの企画を作ってます。 「そんなんリノベーションじゃなくて、単なる新規事業やんけ」と思った方もいるかもしれません。でも、これはれっきとした「リノベーション」なんです。 なぜか?その地域にはアニメ専門学校と美大があります。 行政主導でアニメを何作品も作ってます。 近くのエリアでもアニメ作ってます。 作れば作るほど、お金が東京の会社に流れてて、二次利用の手続きも煩雑です。 それなら自分たちのエリア

        • 費用対効果ではなく経済効果

          とある地域に提案すべく、沖縄に来ています。 明日から二日間で、議員さん、市の執行部、そしてトップへのプレゼン。 複数年度で尚且つ単価が高い事業なので、5カ年にわたっての経済的なシュミレーションや、財政負担も資料にして持っていきます(本当はいま作ってる)。 正直言って行政的には赤字。でもね、ちゃんと試算をすれば、経済効果は予算の倍は出るし、行政の持ち出しも国の事業でフォローできるし。 税収で回収できる、と言いたいが演算が複雑&大規模過ぎて、ちょっと無理。 お相手の自治体

          表敬訪問も、リモートで出来る。

          年間10程度の自治体の首長さんを、表敬訪問させてもらってます。コロナ禍の中で、そんな表敬訪問もリモート(笑)。 ちゃんと事前に資料を送って動画を準備して、Zoomのテストして(と言ったら大変だけど、実際行くよりは時間的拘束は少ない)、Zoom特有の「間」に慣れたら大丈夫。 個人的には対面が100点なら80点くらいは作れる印象。雑談の時間がないのが色んな意味で残念だけど。 今日はとある自治体の首長さんへの表敬訪問でした。リモートになったので自分が関わってるラジオ放送の放送

          表敬訪問も、リモートで出来る。

          景観計画でミスると、取り返しがつかない。

          いま東北のとある村で、灯台とその周りの園地、国民宿舎の再開発に伴う景観計画の委員をやらせてもらってます。 最近環境省が「引き算の景観づくり」という考え方を推奨しており、国立公園等に指定されて(=木の伐採などが出来なくなって)相当年経っているところは、当時の景観が森で覆われたりして崩れている。なので伐採などを含めた景観計画を進めているんですね。 この考え方は、とても素晴らしいと思います。仕事柄毎年数多くの国立公園、国定公園、指定公園に訪れますが、伸び放題に伸びた木々が景観を

          景観計画でミスると、取り返しがつかない。

          旅の記録①八戸市

          先週2回目の八戸いきました。以前は震災の2週間前、八戸せんべい汁の事務局長木村さんと、せんべい汁の店舗を案内してもらい、郷土食をテーマに色んなディスカッションをしたのを覚えてます。いくつか事業化しそうだったけど、震災で流れたんですが(うっ、アタマが、、、) そこから震災が来て、その時買い物をしたお店なんかが被災してるのをテレビでみて、大きなショックを受けました。あれから10年、いまの八戸ってどんな感じかな?と別の出張ついでに足を延ばしてみました。 街並みの復旧、駅ごとの界

          税金の無駄遣いがはじまる。のか?

          アフターコロナで、各業界で救済措置を含めた10割補助が出てきましたね。 観光庁からも出てきました。これは凄い、2000万が何百という基礎自治体に行く感じですね。 https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics08_000147.html 即効性のあるカンフルである一方、先に続かない事業で申請したら、ただのバラマキ。 地方が困ってる、お店が潰れるまで一刻の猶予もない。でも申請の余力がない。そんな所にハイエナが寄ってきます。「僕らが申請者書きまし

          税金の無駄遣いがはじまる。のか?

          関係人口ってなんやねん?

          地域リノベーション、という考え方の中では、関係人口の創出に凄く比重を置いています。インフラとかは、分析のバックボーンとしては気にするけど、リノベーションの手法に想定されることはあまりありません。なぜなら、道路建築費が地域経済のプラスにならないことも多いし、何より地域の人たちがイニシアチブを取れないので、地域振興の作戦に不確定要素が多すぎるから。 「道路が出来ればウチの地域はどうにかなる」って人もいますが、だいたいそうはならないんですよね。逆に地域経済からの財や人の流出を招く

          関係人口ってなんやねん?

          田舎の気遣い、都会のセクハラ(?)

          先日、日本食べるタイムスの田丸さんと対談しました。その中で、「田舎の距離感が近すぎて、都会の人間が馴染まない現象」の背景について、ちょっと話しました。今回はその考察。 僕も以前田舎で暮らしていて、自治会の班長をやっていた頃は、近所の独居老人の家のカーテンのヒダや、郵便受けを毎日何となくチェックしてました。1週間以上動きがなければ、近所の人に入院したかどうかの情報を集めて、何も情報がキャッチできなければ、「おばあちゃん、元気?」って言いに言ってました。 近所のスーパーで、知

          田舎の気遣い、都会のセクハラ(?)

          アフターコロナの地域の振興策(5月23日時点での考察)

          あいさつに「スキ」がついてる!ありがたいことです。ハッシュタグも全く使ってないのに、どうやって来てくれたんだろう?noteってはじめてちゃんと使うので、お作法も分かりませんが、「スキ」を押してくださった方のページにはお邪魔したりしてみてます。 アフターコロナの世界について、色んな人が語ってます。僕も色んな地域の人や、今年度の事業パートナーたちと、「この事業ってアフターコロナでもちゃんと有用な何かを残せるんだっけ」という視点で、自分の事業検証を繰り返してます。 「旅の記録を

          アフターコロナの地域の振興策(5月23日時点での考察)

          はじめまして(自己紹介とやりたいこと)

          地域リノベーターって名乗ったら、賛同者が集まってくれて、「地域リノベーションラボ」という構想が出てきました。 所長らしいです。(そんな呼び方されたことない)。 42歳、東京在住の酒飲みの太ったおっさんです。昔は地元の自治体だけでなく、近隣の自治体や企業にもボランティアで企画書書いてあげてる、アタマのおかしい某地方都市(?)の市役所職員でした。 いまは主に、某国民運動(ソーシャルプロジェクト)の手先として、全国津々浦々で地域おこしやってます。オーソドックスなイベント開催や

          はじめまして(自己紹介とやりたいこと)