【順次追加】仮面ライダーブラックサン 感想 前半1〜??話【予定】



全部一気に見てから書くと最初の方の感想忘れちゃいそうなので、忘れないように1話ごとに書いていきます。順次追加していくのでまとめて見たい人は追加の報告を待ってください。
考えついたことを推敲もせず箇条書きにしていくので、汚い文章ですみません。

(仮面ライダーはブレイドとアマゾンズを全話視聴。『孤狼の血(レベル2)』『麻雀放浪記』『凶悪』など白石和彌監督作品も複数視聴しています。)


1話


各場面の感想箇条書き

・序盤10分の雰囲気は個人的に白石和彌監督に求めるピリついた雰囲気そのもので最高。ここからとびきりヤバい社会派人間ドラマお願いしますよ監督ゥー!って感じ。
でもリアルな政治的デモの中でやっぱり怪人というワードが浮いていて、今後視聴するにつれて慣れていくのか分からない。


・急に出てきた総理大臣とグレタのパロディが雑。
特に総理大臣はとある誰かさんを意識しているらしく、外面は言葉を濁し決して断定するような言い方をしない優柔不断な人、そして身内に対しては若干イヤミっぽい言い回しをする人で
ここまでに先述のデモシーンでおそらく視聴者が不当に差別される側である怪人に対して寄せていた哀れみが、
怪人寄りの勢力である総理のウザさと
急に出てきた四天王みたいな奴らと創世王とかいうくっせえワードとスーツ丸出しの巨大バッタの胡散臭さで消えかけると思う。
ここからとびきり、とびきりヤバい社会派ドラマが出るんですよね監督…?


・怪人何でこんなに嫌われてるのかイマイチよく分からなかった。
仮面ライダーお決まりの人を襲いたい食べたい欲求があるわけでもなし。
"彼らは人間と同じようなものを食べ、人間と同じように笑う。"ヒロインがそう言っちゃってる。

・怪人が日本で言うところの在日外国人や、アメリカの有色人種のメタファーであれば、『治安の悪化』『口が臭い』くらいが怪人差別側の批判の要点であるのだと考えられる。



1話 全体的な感想

まず、同じくプライムビデオで公開中の「仮面ライダーアマゾンズ」と共通点が多い作品(それぞれ昭和ライダーのリブート作品、大人向け)であるが、

「アマゾンズ」は「仮面ライダーアマゾン」の元ネタを怪人やライダーの意匠くらいに留めた"完全新規作品"であるのに対し、

ブラックサンは思った以上に(恐らく)リブート元の要素が多いのではと感じた。
怪人四天王の名前や創世王の設定など、調べると元ネタらしきものが多く見られる。

急に出てくる「創世王」「怪人」「キングストーン」などの用語が作品の持つリアリティ描写の足を引っ張っていると感じるか、なんとも言えないシュールさに一役買っていると感じるか、どっちも捨て難いので1話では決めきれない感じ!

ぼくは白石和彌監督の大ファンだし、これから東映の特撮キッズどもをキャンキャン泣かせる大人のリアル群像劇が見れるの最高ですね!ウェーーイ!wwwww wwwww www ww


というのは冗談で、

ここからあんまり仮面ライダー関係ない話をすると、『電人ザボーガー』「ガッチャマン」「キャシャーン」とか、一時期その辺の古いロボット特撮やアニメをリブートする映画が流行ってた(?)時期があるのだが、
それこそ、『電人ザボーガー』は、元ネタの要素を多分に残しつつも
老いてしまった中年男性の悲哀や再起、親子愛のドラマをリアリティを持ちつつ希望的に描いた素晴らしい作品だった。

自分の好み的に個人的にリアリティ描写とヒーロー描写のバランスの良い作品は大歓迎なのだが、
今のところ元ネタに依存する要素がどうやら多いように見えるのが、
仮面ライダーブラックオタク以外の人(ジジイとか)がびっくりする原因にもなるし、
口は悪いが
『おたくらそんな豪華な俳優使っといてその作品仮面ライダーオタク以外のやつらも巻き込む一大ムーブメントにしよう!って気概はないんけ?』

という言葉がふっと出てきそうになってしまった。
だって、昭和のライダーですよ?
Amazonプライムのトップに出てきてそこから見るであろうネットのアクティブ層と世代がずれてませんか、



この作品が、上記のリアリティの共存を試みた実験作と同列で語れるか、

あるいは自由帳のリアルムキムキどらえもん(ジャイアンをのび太がドラえもんにもらった銃で殺すのリアルすぎ笑笑笑)


になるのか、とにかく作品の展開次第で評価はどうとでも変わると思うのでこれから続きを見て判断したいと思う。


桜田吾作版グレートマジンガー。政治的表現あり、グロあり、愚衆のデモありと一番ブラックサンに性質が近い作品であると考えられる。
アニメのグレートマジンガーの内容を全くなぞらないのでコミカライズとしては0点も良いとこであるが、復刊され続けるロボットおたくにとってのバイブル。








この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?