検査薬と彼の反応。
妊娠検査薬してみました。ドキドキしながら、購入して、2本組か1本か迷って、1本でいいか！むしろどうして2本組で売ってるんだろう？と疑問を持ちながらレジに並ぶ。好きなカントリーマアムのチョコまみれとボンタンアメも一緒にカゴに入れて。
自宅に戻るまでの道のりがいつもより長く感じた。妊娠してたら嬉しい？嬉しくない？困る？妊娠してなかったら？悲しい？残念？安心？どんな気持ちになるんだろう。ソワソワしながら、自宅に戻って、トイレに入って検査。
もうね、1分で結果が出るって言うけど、1分って長いよ。どんな風に線が出て来るのかも想像していないから、そもそも線がくっきり出るか真っ白かの二択だと思っていたら、
まさかの、線が薄い！うっすら。もうびっくりするくらいうっすら！検査薬の名前がClear Blueなのに、全然クリアじゃないんですけど！えー、なんで？どっち？どういうこと？って1人でプチパニック。
そこで、合点がいくわけ。ああ、だから2本入ってるやつがあるのか、って。
なんだかもやっとしたまま、とりあえず彼に写真を送った。写真で見ると、線がより見える。なんだかもう、冷静な自分とパニック引きずってる自分とが混在していて、彼にそのまま、どうなんだろう？とLINE。
基本的に返信が来る方がレアな彼なので、放置して、そのまま検索魔になり、調べまくって、そしたら、うっすら線が出たら陽性だの、陰性だっただの、色々な個々人の状況が出てきて、でも、Clear Blueのページに、薄くても陽性は陽性だって書いてあるから、そこを切り取ってペーストして、送り、
それでも半信半疑だから、もう一回買いに行って、明日朝、再度検査してみる旨をLINE。
さすがに、いつも返信が遅いとか、読むのが遅いとしても、彼女の妊娠してるかどうかは、彼にとっても一大事だから、比較的すぐにチェックして、返事が来るだろうと思い、とりあえずもう１回検査するために、検査薬を買いに。今度は、2本入りを買っておこう、と2本入りの方にした。
連絡来るかな？何て言うだろう。どんな反応なのかな？と彼からの返事を想像しながら待てど暮らせど返って来ない。
いや、既読にすらならない。
気になるよね。どうしてだろうって、それで結局寝つきがかなり悪くなって、朝5時に、もう1回検査。
そしたら、今度はしっかりと線が出ていて、ああ、やっぱり妊娠しているんだ、と思った。
でも、今送ったら、なんでこんな時間に？と思われると思い、彼が起きる時間に電話をかけてみることに。
電話にも出ない。既読にもなっていない。折り返しの返事もないし、ブロックされたのかな？とか勝手に悪い方に想像して、パニック。
仕方なく、不安なまま仕事に行き、昼に彼から、連絡が来ていた。スマホが壊れてたんだって。なんてタイミングで…。
でも、生きてたし、捨てられたわけでもないし、よかった、と一安心。
しかし、それと同時に、仕事どうしようか、これからどうなるんだろう、いろんな別の不安が押し寄せて、早く病院に行きたい、でも、行っても小さすぎるともう一回きてくださいって言われることもあるとかないとか。
検査薬は一本残したまま、私は妊娠していることがわかり、病院を予約。アプリを登録して、その時が妊娠5週目だと知る。心拍が確認できました！という人が大体8週目の人ばかりで、8週まであと3週間もある、と思うと、急に1日が長いことに気づいた。集中力もなく、ただひたすら時がすぎるのを待つ時間すらあることなんて、ここ5年はなかったから、本当に驚いて、初めての経験がまだあったのか、と思う。
眠りも浅くなり、3時間おきに目が覚めたり、そこから寝付けなくなったり、1日も長い、1週間もきっと長い。本当に子宮に着床しているのかもわからない。想像妊娠じゃないだろうか？いろんな不安とともに疑問が湧いてきた。
彼にLINEをして返ってこなかったのが月曜日。彼に電話して、返事が来て、話そうって言ったのが火曜日。でも結局火曜日は忙しくて、返事も遅くて結局電話できないって言われた。
え、他人事？と、またネガティブマインド発令！
しかし、彼の帰りが遅いのは仕方ないし、本当に忙しいのもわかっているから、グッと堪えつつ、体調悪くてメンタルも弱っているので、待っとくのがきついということだけ知っておいてもらえると助かります。と送り、その後に、私の体調不良日記を送付しました。
胃のむかつき、火照り、汗、不眠、生理痛のような痛み、腰痛、考えすぎて1日が1.5倍くらいになっている的なことを書いて、仕事忙しいのに、ありがとう！を付け加えたら、連絡きて、今日そっちにいくね、って言ってくれた。
だけど、今まであった絵文字がなく、雲行きが怪しい。ん？なんで？なんか嫌な予感がする。
彼が来てくれて、妊娠してるなら、結婚しよう！とかそんな話になるのかな？と思いきや、
戸惑っている、どうしたいのか自分でもよくわからないって言われた。これも、女友達に言ったら、は？そんな男やめときなよ！って誤解を生むような表現方法で、私も正直、え？今それ言う？もうほぼ赤ちゃんいるんですけど、あなたの子どもですけど！と思ったけど、彼の話を聞いてみた。
そしたら、まず、私が、今5週目くらいみたいだと言ったことに対して、5週間前には会っていないのに、どうして5週目になるのか？俺の子なのか？って思ったみたい。私も妊娠検査薬が陽性になって初めて、週数が、前回の生理の初日から数え始めることを知ったから、それは確かに、なんか説明不足でモヤモヤさせてごめんwと思った。
そこで初めて彼の立場で気持ちを想像してみたら、自分には、子どもができてる予兆なんか少しも感じることができなくて、急に彼女が子どもできてるかも？って言い出して、まあ、でも今の時代、そんな簡単にできるってこと少ないよね、友達も不妊治療しているし、と思っていて、スマホが壊れて、電源がつかなくなって、開いたら、2つも妊娠検査薬の写真が送られてきて、本当に俺の子？とまで疑い始めたら、なんだかとってもかわいそう。話を聞いていたら、とても愛くるしい。
結局、結婚しようとすぐには言えない、とか言われて、私は結婚するものだと思い込んでいたから、そうか、結婚しないパターン、堕ろしてくれパターンも実在することに気づく。
でも、そんな人じゃないことはわかっていたから、待つことにした。
彼は病院に付き添ってくれるって申し出てくれた。そして、私たち付き合って1年くらいになるし、それなりに過ごしてきた時間があるけど、お互いのこと、居心地がいいけどよく知らないこともまだまだあるなってことに気がついて、初めて、向き合うきっかけになった。
プロポーズを待って、実際にプロポーズされて結婚して、いざ妊活して、ってそんなプロセスの中で傷ついたりするくらいなら、子どもができたからさあ結婚しましょう！と言えるいわゆるデキ婚は、一番手っ取り早くて、傷が浅いと思っていたけど、乗り越えるべきものは、プロポーズがあろうがなかろうが同じで、これからお互いともに協力して生きていけるかどうか、その見極めの時間をいかに早く取るのか、それがなければ、妊娠しても、結婚しよう！とはならないのだな、と学びになりました。本当は、つべこべ言わずに結婚しよう！くらい強引でも良かったのだけど、私は、逆に彼の躊躇する姿が、誠実に見えて、待とうと思えました。
何より良かったのは、この陽性が、私たちを本当に向き合わせてくれたこと。
付き合いたてのカップルのような作業を今更始める2人です。不器用すぎて笑えます。