強依存彼氏
誰とも付き合う気もなく
結婚に対する嫌悪感があるわたしは
20歳の記念に
タトゥーを入れるという強行にでた
外国人留学生がたくさんいる大学で見慣れていたので
対しても珍しくもなかったけど
おバカなわたしは
タトゥーを入れる事で強くなれると
勘違いしていた
一人で生きて行こうと決めたなんとも恥ずかしい
わたしの決意の象徴のタトゥー
わたしらしいと思う
その矢先
今の旦那が高校を卒業してバイト先に入ってきて
18歳であった旦那を好きになってしまい
一人で生きていくという決意はすぐに忘れさられた
ピエロみたいなタトゥーのお話は
置いておいて
強依存彼氏に進む前に旦那との出会いがあり
きゃっっきゃしながら楽しい片思い生活を1ヶ月ほど送った
1ヶ月後
おバカな恋愛音痴なわたしには全く気づかず
旦那は同じバイト先の彼女を作ってしまった
それでへこんだわたしを励まそうと
花火には早いまだ肌寒い夜に
花火しようと誘ってくれた
中学からの男友達の誘いにのり
花火をしに行った先で強依存彼氏になる人と出会う
不思議な事で付き合うまでに時間もかからず、
ちゃんと恋愛していたはずなのに1週間後すでに別れたいと訴えた
どうにもこの人じゃない
好きだけど
この人じゃない、、という違和感はから
別れを告げて
号泣され
とりあえず1ヶ月付き合う事になる
そこから毎月別れようチャレンジは始まるのだが
毎回号泣されていた
周りから見たら大恋愛と思われていた
けど、やはり違和感は残り続けた
二年半がすぎた頃
お互い自我をぶつけ合い
なんとも
わたしは自分の父のように相手に暴言を吐き出した
DV彼氏ではなく
DV彼女の誕生だ
わたしは母ではなく
父のようになって行き
その彼はだんだんわたしの母のようになっていった
悪い因縁のように
わたしは父の気持ちのほうを汲み取るのが上手くなった
そこに隠れた苛立ちは
なんだったんだろう?
相手を変えたい
もっとしっかりしてほしい
先が見えない不安
自分で立つ人生ではなく
わたしは女で、女は一人で何もできないと言う刷り込みが働いていた
誰かに頼る選択しかないと思っていたし
この人ではないと思いながら
この人と別れたら誰とも結婚できないと
思い込んでいた
罵声を浴びせながら別れ話をしても
どうせ別れないだろうという思い上がりも
生まれていた