追い詰めるのはいつだって自分自身
いつからだろう
夢を見なくなったのは
いつからだろう
未来に期待しなくなったのは
歳をとるにつれて自分の力量を思い知らされ
なんでもできると思っていた
あの輝かしい毎日は消え失せた
つまらぬことで気持ちに波風立てぬようにと
自分の心をコントロールする悪い癖
大人になった振りをして
生温かい沼地から出られなくなっただけの
ただの凡人だった
あなたならできる
そう言って無理矢理に背中を押されるけれど
一体私の何を知っているのだろう
私はいつだってずっと不安で
とても弱い
脆くて 儚くて
ついでに華奢ならばいいのにと願うほど
体は頑丈で
褒められれば褒められるほど
不安が増し心が壊れていく
いつもいつも思うことは
もしできなかったらどうしようってこと
失敗したらどうしようってこと
やる前から自分勝手に完璧を求めて
プレッシャーを感じてる
本物はそれすら打ち破るのだろう
私はきっと本物にはなれない
それでも前を向かなきゃ生きていけないから
頑丈になっちゃうんだよね