M君⑤最終章

先輩から彼の名前が出た。

気持ちを抑えられず
自分の気持ちを話してしまってた

皆が敵に思えていたこと。
私はまだ好きやったこと。
戻ってきたらまた会えると思ってたこと。

先輩は驚いていたようだった。

その時の事を正直に話してくれた。

彼と彼女が付き合ったのは、
いきなりで
誰も知らなかった。

彼女側からの猛アピールだった。

板挟みされていた、私の友達は
悩んでいたみたいだ。

.
.
.

胸が痛かった。

私は自分のことしか
考えてなかった事に気付かされた。

その後彼と会うことも連絡をとることも
一切なかった。

繋がっている友達とは
今でも仲良くしている

嫌でも2人の噂だけは耳に入ってくる

2人が結婚したこと。
子供ができたこと。

数年間は嫉妬でどうにかなりそうだった。

彼と離れて5年。

やっと
2人の幸せを嫉妬ではなく
素直に喜べる時がきたような気がする。

きっと出会うことも話すことも
ないだろうけれど、
ありがとうの気持ちは
私の心にしまっておくね。

fin.

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