ES必勝法。ていうか普通にカンペ。 民間編 #07

3. ペーパーテスト対策と書類やエントリーシート(ES)の書き方

さて、行きたい会社の目星がついたところで、早期選考であれば、ペーパーテストと書類の提出が求められます。

まずペーパーテスト対策について。

どうせPSIですが、念のため1冊、安いやつあるいは中古品のテキストを入手して問題を眺めてみるといいと思います。そして、「なんだこれ!?できるわけねーじゃん!」と驚いておいてください。
結論から言うと、あなたができるものはだいたいみんなできるし、あなたができないものはだいたいみんなできないので、特に不安がる必要はありません。

建築系は専門職であるので、倍率が10倍なんかになりえません。ペーパーテストの意義は最低限の足きりと、最低限の事務処理能力の確認です。あなたが普通の日常生活を送れているのならば、別に不安がる必要はないでしょう。

※余談ですが、PSIは受験者のレベルに合わせ難易度が調整されるそうです。A社はさすがというかなんというか、初手から最高難易度の問題で、そこで初見だった私は大いに慌てたわけです。

なので、特に「こう対策すれば通る!」とかの話はありません。というか、PSI講座!とか言ってる話は基本的に詐欺か、まともな大学受験をしていない人向けのものです。くれぐれも資金の浪費はしないようにしましょう。うーん、夜道が怖くなってきた。

オンラインでペーパーテストを受験し終わったら、もろもろの必要書類の提出です。卒業見込み証明書や在籍確認書類は大学でいつでも入手できるのでいいとして、気になるのは履歴書とエントリーシート(ES)の書き方でしょう。

まず、履歴書について。といっても、別に怖がるようなものではありません。

私は「履歴書」を書いたことがないので詳しくはわかりませんが、テンプレートがあるので、それに従って書けば問題ないと思います。下手に目立とうとせず、スタンダードに、基本を押さえて書くことが大事。奇をてらうと、我々が狙うレベルの企業だと逆に嫌われます。
しかし、写真写りは少々気を使いましょう。写真は必ずスーツを着用し、できれば地元の写真館などで撮影してもらいましょう。コンビニに設置されている撮影機はおすすめしません。意外と写真はしっかり見られることが多く、また「地元のお店で撮影しました」というのは一つの話題にもなります。

真顔で構いませんが、のちの面接で好印象を与えられるよう、ほんの少し(分からないくらい)口角を上げて取るのがコツです。

次に、問題のエントリーシート(ES)についてです。これもおそらく、会社ごとにテンプレートが異なる思います。

大企業では、ESの実例が就活サイトなどに掲載されているので、それらの文章の「構造」を参考にすると良いでしょう。また、YouTubeなどでも解説動画が多く見られますので、冷やかし半分でチェックしてみるのも一案です。
「学ちか」などの質問に対しては、自分が力を入れて取り組んだことをきちんと言葉にできれば、それで十分です。その内容が何であれ、超大手企業でない限り、「何をしたか」はそれほど重要ではありません。

採用担当が知りたいのは、仕事を任せた際に、論理的に物事を進められるか、途中で投げ出さずにやり遂げられるかどうかです。 「学生時代に、こんなことを諦めずにやり遂げました。途中でこんな問題もありましたが、こうやって解決しました。最終的にこんな成果を達成しました。」と書けば良いでしょう。

ただし、嘘は厳禁です。面接官の質問に答えられずに困ってしまいますので、少しだけ盛る程度にとどめておきましょう。なお、「失敗」については必ず聞かれるので、あらかじめエピソードを準備しておくことが大切です。

そして、最も重要かつ解答するのが難しい部分がやってきました。
「なぜうちの会社なのか?」と「うちで何をしたいのか?」という質問です。

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