読書ノート「海外で結果を出す人は異文化を言い訳にしない」
気になっていてやっと読めました。
駐在の方、これから駐在目指す方は勿論、日本から海外のチームと働く方にもおすすめの一冊です。
異文化は海外でのパフォーマンスに影響はするが、それを乗り越える手段はある。異文化であることを受入れとことん向き合い、海外の優秀な人達と一緒に結果を出していこう、というお話。
その中で一番共感したのは ✔自分のモチベーションの源泉と志という点。
本当の志とモチベーションの掘り下げ
日本の大企業に長く働いていると人事も会社任せで会社組織の制約が大きいこともあり、個人が
「なぜこの仕事をやりたいか」
と考える機会があまりない。
だからこの仕事をこうしていきたい!と思う人があまりいない。
これは日本で働いているときも思ったし、駐在していても感じる。
会社が言っているから
上司が言っているから
それでは海外のメンバーが理解できず、海外メンバーと一つになってマーケットとは戦えない。
だから駐在する本人が自分の志とモチベーションを掘り下げ、
自分の本当の志を以て
「私はこう思う。こうしたい!みんなでこうできないか」
とはっきり伝えきることが大切。それも何度も。
そうすることで海外のメンバーに少しずつ理解され、協力も得られていくようになるんだと思う。これは自分の経験でもそう思う。
本社側のスタンス、海外拠点や駐在へのアプローチ
志とモチベーションの掘り下げという駐在員の課題が解決できた先には、本社側の課題もあると私は思っている。
というのも、本社側のマイクロマネジメントが増えた結果
現地のやり方に何でもかんでも口を出すようになり
現地の意思決定、アプローチを尊重しなくなった。
結果、駐在員が自分の志、モチベーションを以て進めても横やりが入る状況なのではないかな、と。
最初に駐在する前、
「駐在員はその拠点のその業務の責任者、という気持ちで行け」
と私に言った方がいた。
管理方法、アプローチは現地組織と駐在に一任、業務で結果を出せ、
という形を現地、本社の双方で取らないと海外組織のポテンシャルを活かした戦いはできない。
いつまでも本社が右と言ったら右向け、みたいなことを世界の拠点相手にしているようでは将来は期待できないと思うので、その点は本社側に期待したいと私は思うところ。
最後に
学びと同時に共感、納得が多い本。
コロナ禍で今後減っていくともいわれる駐在ではあるが、日本の仕事の文化の特殊性を考えると前線で異文化と向き合い、調整できる人も必要だと私は考えている。
駐在というポジションで異文化に向き合い、その中でどう結果を出すか、
それを同僚、会社としてどう支えるか、
をこの本を通じて改めて考える機会になった。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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