クリスマス・マーケット:ザルツブルク
ザルツブルクのクリスマス・マーケットに行きました。
世界でも、最も歴史のあるクリスマス・マーケットです。
ザルツブルクのドーム・プラッツのクリスマス・マーケットの歴史は15世紀に遡ります。当時の歌が残っています。
17世紀には『ニコライ・マーケット』という名前で聖ニコラウス日(12月6日)の前後14日間に開かれました。
ちなみに聖ニコラウスは貧しい人を助けたということから、サンタクロースの起源という説もあります。
今日のような形での開催は1974年から。毎年100万人が訪れます。
遠くにホーエンザルツブルク城が見えます。
16時半頃には暗くなります。
ザルツブルクは街そのものの雰囲気も素敵です。
有名なゲトライデ・ガッセ。モーツァルトの生家もこの通りにあります。
ゲトライデ・ガッセの終わり。ここを左に曲がると祝祭劇場があります。
クリスマス・マーケットが開かれているドーム・プラッツのすぐ近く、『カフェ・フュルスト』で一休みしました。
ここの創始者パウル・フュルストが1890年、「モーツァルト・クーゲルン」というチョコレート菓子を作りました。
その後、似たものがたくさん出ていますが、ここが元祖です。
ただ、コーヒーが薄いと思い・・・
ウェイトレスに「コーヒーが薄いような気がするんですが、こんなものですか?」
と尋ねたら、「私はエスプレッソしか飲まないのでわからない」と言って去ってしまいました。
「すごい言い方だ」と思いつつ、ま、しょうがないか、と思っていたら、モーツァルト・クーゲルンを持ってきて、「これ、プレゼント!」と。
写真がボケていますが、やはり元祖は美味しいし、ウェイトレスの心遣いも嬉しい。
FOTO:©️Kishi