コンサートとオペラの記録:9月25日、デュッセルドルフ響(指揮:アダム・フィッシャー、デュッセルドルフ・トーンハレ)
9月25日、デュッセルドルフ・トーンハレでデュッセルドルフ響のコンサートを聴きました。指揮は同響主席指揮者アダム・フィッシャーでした。
トーンハレ正面入口にはいろいろな作曲家の頭像が飾られており、聴衆を迎え入れます。これはロベルト・シューマン、コロナ禍の今日、マスクをしています。
シューマンは1850年~1854年、デュッセルドルフの音楽監督を務めましたが、1854年2月、ライン川に入水自殺をします。漁師に助けられ一命をとりとめ、ボン・エンデニヒの精神病院に入院しました。2年後、46年の生涯の幕を閉じました。
中に入ったところ、フォワイエです。フォワイエではアーティストたちが迎え入れます。今度は頭像ではなく写真です。小澤征爾も迎えています。
外では作曲家、フォワイエではアーティストに続き、ステージではまず(像でも写真でもない人間の)トーンハレ支配人兼デュッセルドルフ響マネージャーのミヒャエル・ベッカー(Michael Becker) が迎えます。
折々の状況の話、当日のプログラムの理由、楽曲の説明など短い時間でコンパクトにまとめた話は豊かな内容に富み、聴衆を惹き付けます。
コンサート中の写真です。以下、5枚の©は、foto@susanne-diesner.de
コンサートが終わりました。この写真では、フィッシャーは一度引っ込んだ後、呼び出されたので、マスクをしています。
この日のプログラムです。
フィッシャーと同響はこれまで『ハイドン・マーラー・チクルス』を手掛けてきました。
今年からは新シリーズ『シューベルト・ベートーヴェン・チクルス』として2028年までの予定です。
今回はその第一回、シューベルト《交響曲第5番》とベートーヴェン《交響曲第5番〈運命〉》でした。
並べて聴くと、同時代の作曲家ながら、作品の違い様に、今更ながら驚きます。
FOTO:コンサート中の5枚の写真以外、©Kishi
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