旅の話:2019年8月、カナダ・トロント、大坂なおみ

今年の全米オープン・テニス大坂なおみ選手が優勝しました。
優勝そのものも素晴らしいことですが、とりわけ、大坂選手が人種差別に対してとった行動はドイツでも高く評価されています。

本当に素晴らしいことだ思います!!

実は昨年、カナダのトロントで、大坂選手のプレーを最前列で観ました。

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相手のタチヤーナ・マリア選手が途中棄権したため、短時間しか観ることができなかったのが残念でした。

ファンに応える大坂選手。チャーミングな笑顔です。それに、本当にかっこいい!ほれぼれします。

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カートで引き揚げる大坂選手。

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さて、なぜトロントにいたかというと・・・2019年7月28日~8月9日、カナダ東海岸を旅していました。
8月6日、トロントのホテルに到着したら、入口に『ロジャーズ・カップ事務局』という貼紙がありました。
「そうそう、ロジャーズ・カップは男子はモントリオール、女子はトロントでの開催」と同行の友人と話し・・・
友人もテニス好きなので、調べてみたら、大坂なおみ選手が8月7日に登場!ネットでチケットをとることにしました。

ところが、座席を選んで購入しようとすると、アウトになってしまいます。

どうしても無理なので、手数料をとられる覚悟でホテルのコンシュルジュに依頼することにしました。ところがここでも同様です。

そこで、ホテル内の特設事務局に乗り込みました。
ところが事務局の人たちは、ネットで買うように、と言うのです。
経緯をもう一度説明し、事務局の人たちに、「じゃ、あなたたちネットで試してみて」と言い、アクセスさせたら、同様なことが起こるのです。
「でも、何もできない・・・」というので、「事務局なんだから、なんとかして!」と、詰め寄ったら、本部に電話をし、手配してくれました。

チケットは最寄駅から郊外のアビバセンターまでの往復地下鉄乗車券もついており、スイスイと到着しました。
ただ、駅から会場までの長い道をテクテク歩き、やっと到達したのですが、暑い!

大坂なおみ選手の登場まで時間もあり、まずはセンターコートのゲームを観ることにしました。

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ダリア・カサトキーナvsヴィアンカ・アンドレエスク
実はその時点で両方とも知らない選手だったのですが、アンドレエスクの力強いストロークに観衆は沸いていました。彼女はカナダ出身なので、それも当然かと思い・・・

しかし、とにかく暑い、暑い、暑い!

コンクリートのスタジアムの中で、こちらはまるで『石焼ビビンバ』の中身になったような気がしました。頭はくずれかかった卵のようで・・・
私は10分でネを上げ、同行の友人に「私、悪いけどもう出るわ」とスタジアムを後にしました。

ところが、アンドレエスク、その後の全米オープンで優勝しました。
「そんな選手だったのね~」と後になって友人と話したことでした。

でも、とにかく、暑い!暑い!暑い!

もうちょっと頑張れば、セレーナ・ウィリアムスのゲームを観ることも可能だったあの日。

でも、あの暑さには勝てませんでした。

FOTO:©Kishi


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