オペラ:コルンゴルト《死の街》、バイエルン州立オペラ(ナツィオナールテアター、10月10日)
10月10日、ミュンヘンにあるバイエルン州立オペラでコルンゴルト作曲《死の街》を観ました(ナツィオナールテアター)。
日本語では《死の都》という名前がついていますが、『都』というと首都、そして大きな街のような気がします。舞台はブリュージュですし、そこまで大きなメトロポール的な街ではない・・・
プログラム。
いち早く客席に入ってオーケストラ・ピットと客席の写真を撮りました。
1897年生まれの、天才と言われたコルンゴルトが23歳の時に作曲したオペラです。
管弦楽と歌のバランスが難しく、さらにテノールとソプラノが大変です。
特にテノール役は至難で、歌える人、歌う人が少ない。
それもあるからか、上演が少ない。
上演機会が多い作品の、それほど難しくない役を仕込んでおく方がずっと楽だし、ギャラを考えるとそちらの方が「割りがよい」ので、歌手も少なく、ますます上演が少なくなります。
いや、なにより、歌える歌手がとても、とても少ない。
この制作のプレミエは2019年11月18日でした。
この時の主人公のパウル役はヨナス・カウフマン。
今回の再演はクラウス・フローリアン・フォークト。
まったくキャラクターの違う2人ですが、現在、世界中のテノールの最高峰です。
FOTO:(c)Kishi
以下はバイエルン州立オペラ提供の写真です。© Geoffroy Schied
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