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バレエ:《レ・シルフィード》、ウィーン国立バレエ、Wiener Staatsballett (プレミエ:5月8日、ウィーン・フォルクスオーパー)

5月8日、ウィーン国立バレエのプレミエ《レ・シルフィード》を観ました。場所はウィーン・フォルクスオーパー。

ウィーン国立バレエのカンパニーはメンバー76人。これにフォルクスオーパーのコール・ド・バレエを加えて101人の大所帯です。
公演する場所は国立劇場とフォルクスオーパーで、この日のプレミエはフォルクスオーパーでした。

入口を入ったところ。

オーケストラ・ピット。

プログラム。

この日は『三本立て』。
まずショパンの作品を集めたお馴染みの《レ・シルフィード》。
《レ・シルフィード》は『ストーリー・バレエ』ではない、世界初めての作品。フォーキン振り付けの世界初演は1907年マリインスキー劇場でしたが、1909年、バレエ・リュスのパリ公演で有名になりました。

同カンパニーの第一ソリストの一人、木本全優が素晴らしかった。

2つ目は《エデン》世界初演。
シューベルト作曲弦楽四重奏《死と乙女》の第一楽章と第二楽章(マーラーによる管弦楽編成版)に続き、ペルト作曲《鏡の中の鏡》に移行します。
同カンパニーのシニア・アーティスト、加藤優子が「庭の番人」を務めました。
ピアノはフォルクスオーパーのソロ・コレぺティ、石本千絵。

3つ目はモーツァルトのピアノ協奏曲第9番《ジュノム》。
第3楽章には第一ソリストの橋本清香が登場。

この《ジュノム》はモンテカルロ・バレエの1986年制作を引き継いだものです。振り付けはウヴェ・ショルツ、美術と衣裳はカール・ラガーフェルト。
プログラムの中にラガーフェルトのデザイン画がありました。


以下で写真とトレーラーを見ることができます。



同カンパニーに所属する日本人ダンサーは他に、中ノ目知章と根占啓佐。
ヨーロッパのバレエ・カンパニーに属して活躍する日本人は多数おり、頼もしい限りです。

プレミエ・パーティーで。
椅子の上に立って挨拶しているのは同バレエ・ダイレクターのマーティン・シュレップァー。

FOTO:(c)Kishi

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