音楽の話:WDR響のミュージック・ビデオ
ドイツ・ケルンに本拠を置くWDR響はドイツ西部放送に属す、世界有数のオーケストラです。
70年代以来、何度も来日公演を行っており、日本でもよく知られています。
そのWDR響が新しいミュージック・ビデオを作成しました。
『ドリームウォーカー』と言います。
作成は演出のアレクサンドラ・クラヴツォーヴァとグラフィックのベルント・トルクスドルフ。
指揮は同響シェフのクリスティアン・マチェラル。
曲はアラム・ハチャトゥリアンの《仮面舞踏会》組曲から〈ロマンス〉(1941年作曲)。
ハチャトゥリアンはアルメニア人、ソ連を代表する作曲家の一人です。
彼の曲としては《剣の舞》を学校の音楽の授業で聴いたことがあると思います。
ハチャトゥリアンは映画音楽も作曲していますが、ハリウッド映画の作曲家として有名なジェームズ・ホーナー(《タイタニック》や《スタートレック》など)はハチャトゥリアンから大きな影響を受けています。
このことでもわかるように、ハチャトゥリアンの曲にはどこか映像的なイマジネーションをかき立てる力があります。
まずはこの映像をご覧ください。