オペラ(演奏会形式上演):R.シュトラウス《カプリッチョ》、ザルツブルク・フェスティヴァル26.07.2024, Salzburger Festspiele, Großes Festspielhaus
7月26日、ザルツブルク・フェスティヴァルでR.シュトラウス《カプリッチョ》の演奏会形式上演初日を聴き(観)ました。
なお、日本では『ザルツブルク音楽祭』として知られていますが、伝統の《イェーダーマン》演劇など、上演は『音楽』だけではありません。『ザルツブルク・フェスティヴァル』とするのが翻訳上も正しいのですが、字数も多くなり、通りもよくないので、執筆する上で、そこはジレンマです。
この日も快晴に恵まれました。
開演時刻近くになるとVIPが到着、警備も厳しい。
プログラム
キャスティング変更の張り紙
《カプリッチョ》はR.シュトラウスの最後のオペラ作品です。
『音楽のための会話劇』となっており、この副題から示唆に富み、複雑なネットワークが張り巡らされています。
ちょうど2年前、ミュンヘンでオペラとして観ました。 →
また、6月にはガルミッシュのR.シュトラウスが、その死まで暮らしたヴィラを見たところでした。 →
終演後。
いや、ウィーン・フィルとティーレマン、さすがです(『音楽の友』誌に執筆予定なので詳細はそちらで!)。
ツアーと思われる日本人の方も多く見かけました。ただ・・・
余計なお世話ですが、よっぽどのR.シュトラウス通とか《カプリッチョ》大好き、ドイツ語が堪能、でないと、ちょっと苦しいのではないでしょうか?
それにチケットも、340/285/235・・・/55 €と、かなり高い。
「有名な『ザルツブルク音楽祭』を是非」、「ティーレマンを」、「ウィーン・フィルを」というのも理解できますが、せっかくなので公演を選んだ方が良いのでは、と思いました。
いいんですけどね。
ま、でもこのレベルでこの作品を観る(聴く)ことはほとんどないと思うので、それはそれで良いのかもしれません。(あー、そう考えると、ますます惜しい!)
そうそう、またしても東洋人のTシャツ&半ズボンがいました。デザイナーものでは決してない。違和感でいっぱいです。アーティストや周囲へのリスペクト、配慮に欠ける。
それに、以前、オペラで、日本人と思える人が、スーツを着ているのはいいのですが、ズボンの裾の縫い上げがとれてボロボロ、引きずっているのも見かけたことがあります。それに、靴は泥だらけで底が減っている(劇場やコンサートホールは階段があるので、よくわかります)。
身だしなみができていない。
なぜ、普通に、清潔な、こざっぱりした格好ができないのでしょう???
同じ東洋人として恥ずかしくなるのです・・・
こういう人たち、フェスティヴァルのみならず、通常のオペラやコンサートでもよく見かけるようになりました。以前はなかったのですが・・・、それとも私が気が付かなかっただけ? なぜなんでしょう・・・
一方、東洋人の女性で、上に伸びた飾りのついた帽子をかぶっている人もいました。アスコット競馬ほどではないのですが・・・
おしゃれするのはよいのですが、これ、後ろの席の人に大迷惑です。
盛り髪と、長い髪を結ばずにバサっと垂れているのもアウトです。
私は長い髪ではないし、背も高くないのですが、上演開始前に、いつも、髪をひとつにくくります。
ほんと、劇場はアスコット競馬場ではありません(しつこい)。
さて、終演後、外に出たところ。
警察のみなさん、守ってくれて、どうもありがとう!
FOTO:(c)Kishi
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