オペラ:バイエルン州立オペラ、ドニゼッティ《連隊の娘》新制作初日(12月22日、ミュンヘン、ナツィオナールテアター)
12月22日、ミュンヘンのバイエルン州立オペラの新制作、ドニゼッティ作曲《連隊の娘》プレミエを観ました。
ドイツは12月20日(金)午後からすでにクリスマス休暇モードです。
その日の夕方、マグデブルクのクリスマス市に乗用車が突っ込み400メートル走行、多くの犠牲者が出た事件は日本でも報道されたと思います。19時2分から3分間の出来事でした。
マグデブルクでは劇場も上演を中止しました。
ミュンヘンのプレミエ公演はクリスマス前とあり、通常より華やいだ雰囲気でした。
満員売り切れです。私が行く公演がたまたまそうなのかわかりませんが、オペラもコンサートも売り切れか、ほぼ売り切れ。プレミエでなくても本当によく入っています。
プログラム。
演出はダミアーノ・ミキエレット。イタリア出身のオペラ演出家で、彼以外のイタリア人演出家の名前はほとんど聞かない...彼は引っ張りだこです。
《連隊の娘》、意外に上演されません。
理由は、務まる歌手がほとんどいないこと、特にトニオ役は難しい。
有名な「9回のハイC」が思い浮かびますが、それだけではない。
この制作のトニオ役アンドゥアーガは11月13日、同じくバイエルン州立オペラで《ランメルモールのルチア》のエドゥガルド役で聴いた時に、すでに大きな期待を抱いたのですが、それを裏切らない素晴らしい出来でした。
この夜は彼だけでも大満足。
耳の肥えているミュンヘンの聴衆も大喝采で讃えました。
FOTO:(c)Kishi
以下はバイエルン州立オペラ提供の写真です。© Geoffroy Schied
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