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コンサート:ウラディミール・ユロフスキ指揮バイエルン州立管、第一回アカデミー・コンサート(11月5日、ミュンヘン・ナツィオナールテアター)

11月5日、ユロフスキ指揮バイエルン州立管のコンサートを聴きました。

プログラム売り場に飾られた花。上部にはモーツァルト。

プログラム。

シェーンベルク《ワルシャワの生き残り》とベートーヴェン《第九》を組み合わせたプログラムで、休憩はありません。

ユロフスキが2017年の大晦日に《第九》を指揮したときは、《ワルシャワの生き残り》を《第九》の第3楽章と第4楽章の間に演奏したそうです。

通常の順番などの演奏ではない場合、そして作品の改変がある場合については議論が起きることがあります。
オペラの場合が多いのですが、管弦楽曲でもあります。

《第九》での有名な『改変』は、バーンスタインがベルリンの壁崩壊直後の1989年12月25日にベルリンの現コンツェルトハウスで指揮したコンサートでしょう。
オーケストラはバイエルン放送響を中心に、東西ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ、ソ連の有志でした。
この時「Freude, schöner Götterfunken」の「Freude」(フロイデ、歓喜)を「Freiheit」(フライハイト、自由)に変え、大きな話題になりました。

《第九》は日本では年末の『風物詩』のような感じさえありますが、ドイツ、ヨーロッパでは特別な作品です。


男の子と女の子が花束を渡していました

FOTO:(c)Kishi


以下は劇場提供の写真です。© Geoffroy Schied





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