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#561 30代でやっておいてよかった資格取得から大学院での博士号取得への道のり

この記事は、音声メディアVoicyで配信している番組の台本を掲載しています。主にインタビューをお送りしている番組です。気になる方はぜひ、アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオをご視聴ください。チャンネル登録もよろしくお願いいたします。
Voicy→ https://voicy.jp/channel/1718
Youtube→ https://www.youtube.com/@user-kk4bd7iv1q
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アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオへのご視聴、改めましてありがとうございます。チャンネル名は、アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオとなっております。私はアナウンサープロデューサーとして30年近く放送局に勤め、音声の研究者として心地よい声の研究を続けています。Youtube朗読チャンネルはフォロワー2万5千人を突破し、このVoicyでも聞き取りやすく、また聞きたくなる声を意識しながら、月曜日から金曜日の毎朝6時半から配信しています。よかったらいいね!またコメント欄へのメッセージもお待ちしています。
最新の睡眠朗読チャンネルもご用意しておりますので、ぜひ最後までお聴きください。

さて、先週から撮影で沖縄県宮古島に来ております。今日は最終日で午後から飛行機に乗ります。
主に映像の撮影なのですが、海にしても空にして、自然の風景は常に不規則です。似ていたとしても同じものがありません。ある程度予測はたったとしても全く同じはないため、常にオリジナル。その規則性がないこと、オリジナルに私はとても魅力を感じています。

まさに私の人生も同じで自分で道を開拓して例え大変だったとしてもその険しい道をかき分けて進むことが好きなんだろうなというのを感じています。

今日は今56歳の私が久しぶりに人生を振り返ってどんなことをしてきたのか少しお話をしたいと思います。
というのも、自分にとって30代がものすごく濃かったこと、あの時頑張ったから今があるというチャレンジがとても多かったといのに気づいたからなんです。また、離れて暮らす息子夫婦がともに30代前半なのでそんな彼らにも伝えたいという思いもあります。とはいえ、息子夫婦は私のVoicyなんて聞かないんでしょうけどね。逆に聞いたら恥ずかしいわ。

ただ、こうやってデータとして残しておけば、あーあの時母さんはこんなことを伝えたかったんだというのが後からでも知ってもらえると嬉しいなと思いました。

さて、30代の私。今から20年以上前になります。
私は27歳でシングルマザーになり、一人子育てで一人息子は小学校に入って3年生か4年生。ようやく学校に慣れてきて、忙しくもほんの少しだけ気持ちにゆとりが出てきました。

とはいえ、朝の生放送に出演していたため毎朝4時半起きで、6時に放送局に出社していましたので忙しかったです。ただ、忙しいと自然と時間割が生まれてくるので、この時間には何をやるというのが身につきます。
そんな中、早朝の番組をやると定時が午後2時半。残業も多かったですがやっても4時、5時。そうするとそれからの時間は子供のこと自分の時間が生まれます。
私はこの時間を使って、いくつかの資格試験にチャレンジしました。

車の番組を担当していたこともあり、
国内4輪A級ライセンス

国内競技運転者許可証A(国内Aライセンス)を取得すると、JAF公認競技のレースに参加・出場できます。ナンバー付きのワンメイクレースを始め、全国のJAF公認サーキットで開催されるJAF地方選手権レースなどに参加できますが、スーパーフォーミュラやスーパーGTなどに参加するためには、より上級のライセンスが必要になります。
また、満16歳以上18歳未満で、JAF公認カート競技において所定の出場実績を満たせば、限定国内競技運転者許可証(限定Aライセンス)を申請することができます。
国内Aライセンスは、その所持者が競技運転者としてJAF公認の国内競技に参加する場合に限り、国内競技参加者許可証(エントラントライセンス)を兼ねることができます。

JAF

マニュアルの車が運転できれば誰でも取れる。と言ってもいいのですが、取得するためには、サーキットで開催されているライセンス講習会を受講します。私1泊2日のコースで当時ツインリンクもてぎで受講し取得しました。
教えてくださったのは、現役のジムカーナチャンピオンの山野哲也さんです。

仕事をするために必要かというとそうではありませんが、持っていることでレーサーとのインタビューの際に、彼らの気持ちを理解することができました。またレースに対してグンと知識深まり、Aライ持っているというとあ、この人ただもんじゃないと思ってもらえるようになったと思います。ただ日常生活では特に役に立つことはありません。でもサーキットで走行すると自分の運転スキルや、車の限界の挙動がわかるため、安全運転にもつながります。

そして難関の資格は
ワインコーディネーター
ソムリエと言ったほうが良わかるかもしれませんが、同じ内容の資格で、ワインバーなどでサービスをする仕事に就く方は、ソムリエ、販売店にお勤めの方や、私のようにワインに関わる仕事を職業としない人たちはワインコーディネーターと呼ばれます。

ワインの本場、フランス、イタリアではソムリは国家資格になりますが、日本では民間の認定協会の資格です。二つの団体があり、日本ソムリエ協会(JSA)」と「全日本ソムリエ連盟(ANSA)の認定資格となっています。私は全日本ソムリエ連盟の資格に合格しました。
ソムリエというと、1995年の世界ソムリエコンクールで世界一になった田崎真也さんはテレビにもよく出ているので有名です。
試験はペーパー試験、テイスティング、サービス3つあります。
よく、エモーショナルな言葉でワインを表現する、あれでしょ!と言われますが、ソムリエの試験は、そういった情緒的な表現をすればいいわけではなく。各国のワイン法、ワインの歴史、土壌、地理、ワインを作っている樽の木の種類、葡萄の品種、そういったことを、徹底的に覚えていきます。
もちろん、自分の舌でその味わいを覚えていきますので、私は赤白各5種類のワインを小さなペットボトルに小分けして、毎日ブラインドでその味わいを体に叩き込みました。一人でやるのは難しかったため、息子を交えてこれは当たり、ハズレなど手伝ってもらいました。
本人は飲むことができませんので、香で当てられて悔しいなんてやりとりも懐かしいです。
レベル的には、偏差値60以上、大学受験レベル。
今ワインを作れる地域も地球温暖化で変化していますので、今受験勉強をしている人は大変です。ソムリエのバッチを持っている人見たら拝んでください。

なぜとったのか、当時、ボジョレーヌーボブームで、ラジオ番組でワインの講座をやっていました。実はその時に出演し、私に直接ワインについて教えてくれたのが世界のMV  マスターオブワインという世界的な資格。世界に400人ちょっとしかいません。そのMWの大橋健一さんに
教えてもらいました。ワインの勉強はとても興味深く、私の学びに火をつけたといってもいいかもしれません。

多分この経験があったので、次の大きなチャレンジをすることができました。

難しい資格にチャレンジするたびに、達成感というより、わからないことが増えていきます。それをもっと知りたい、資格を取ることでその先に仕事で評価されたり、収益化ができないだろうか。

正直持っている資格でお金を稼ぐことはできませんでした。ただ、学びを重ねると、会社ではなく、周りから評価されること多くなり、サラリーマンでありながら、会合に呼ばれて講演してくださいという機会が増えてきました。
現役のアナウンサーは、司会者としてはお声がかかりますが、講演者というのは専門性がないとお声がかりません。

司会の仕事は、よく、あなたの司会は名司会だね、なんて褒められて有頂天になっていたこともありましたが、若いアナウンサーが入ってくると、どんどん若い方にシフトしていきます。

司会も確かに技術入りますが、私は話す仕事であれば専門性を高めた世界で話をしたいなという思いもありました。

ある時記者クラブに取材に行った時に、投げ込みがあた大学のパンフレットを見てたところ、社会人大学院生の受験要綱のチラシを見つけました。
あれ?もしかしたら私できるかもしれない。
それが私が大学院を受験するきっかけになりました。

さてこの続きは金曜日にお送りできたらと思います。
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