マスコミ就活のインターンシップって参加必須なの?(26卒・27卒)
インターンシップへの参加は必須?
テレビ局のインターンの実施内容
テレビ局のインターンといっても様々な内容があります。私も5社ほど参加しました。
ざっくり種類を分けると下記のパターンに分かれます。
①1dayのインターンシップ
これは正直、早めに行う企業説明会と大差ありません。テレビ局の現場社員が登壇し、就活生の前で仕事内容について語る…というものが多い印象です。
おそらく、インターンシップと言ったほうが響きがよく、意識の高い学生を集められるからでしょう。企業広報に近いところもありますので、内容的にはあまり意味がありません。
しかし、行けるのであれば行ったほうが良いというのが筆者の持論です。
基本的に採用活動はブラックボックスで行われるので、参加することで加点があるかもしれないし、ないかもしれないという何とも言い切れない部分があるからです。そのため、行けるならとりあえず行っておいた方がいいと思います。
②3days〜5daysのインターンシップ(初級)
これはESでがっつり選考し、面接も行った上で参加者を選抜するものです。
数日間じっくり企業と学生が向き合うことで、制作や報道の現場を味わえる体験型プログラムのほか、新規企画やビジネスを考え発表するグループワークを課されることがほとんどです。
このように数日間行われるインターンの募集があれば、何としてでも参加しましょう。
なぜなら、後述する上級コースに参加することで得られるメリットが大きいからです。
③上級インターンシップ
初級インターンの中でも、グループワークや参加時の姿勢が優秀だった学生に通知が来る、上級コースです。
上級コースの存在を明らかにしている局もあれば、シークレットにしている局もあります。
内容は初級からより突っ込んだ内容のグループワークや、局長クラスとの面談も課されたりします。
ここまで来れば人事や志望部署のキーマンに必ず認知されているので、ここでの出来が圧倒的に採用に関わってくることは間違いありません。
インターン経由での早期採用はあるの?
さて、皆さんも気になるインターンでの囲い込み、早期採用についてですが、
どの局も「本選考には一切関係ありません」と但し書きしていることをまずは知りましょう。
ここで冷静に考えてほしいのですが、募集にコストも時間もかけて学生を集めて、インターンとして学びの機会を与える良い会社でした〜で本当に終わるでしょうか?
答えは「インターンは本選考にめちゃくちゃ関係ある」です。
ただし、インターン経由で直接採用!というのはルール違反なので、各局ギリギリのラインをついています。
例えばインターンシップ終了後に学生の評価をつけ、本選考は普通に受けてもらうが全てにおいて大きく加点しているというものや、最初から局長面接からスタートするなど、何かしらの優遇を受けられる場合が多いです。
表向きは本選考に関係ないといいつつも、優秀な学生は必ずマークされていますし、本当に関係ない採用活動を行っていたとしても、少なくとも人事部は絶対に覚えています。
なので直接的にも間接的にも、何かしら本選考には関わっているのです。
インターンシップに落ちると本選考に受からない?
結論、インターン落ちでも本選考で挽回できるので大丈夫です。
筆者も今の会社にはインターンにESで落ちました。
「本選考とは一切関係ありません」とは、裏を返せばイチから同じスタートに立てることを意味するので、しっかり対策していけば大丈夫です。
(さすがに無いとは思いますが)インターンシップでの行動や態度があまりにも目に余るものであれば、ブラックリスト入りする可能性は頭に入れておいてください。
インターンシップのメリットとデメリットは?
メリットは、うまく進めれば本選考に有利になる可能性が高いということです。
また、業界に対するズレた視点を現場社員との対話で直せることがあるので、自身のESや志望動機づくりにも役立つことでしょう。
また、インターンシップで出会った仲間は就活していくうえでの大きな仲間になることが多いです。ひとりで就活をしていると孤独になったり、情報が入ってこなかったりするので、同じ志をもつ仲間が出来るのは財産になると思います。
デメリットとしては、どうしても日程的な拘束があるため、夏インターンの場合だと部活動やサークル、ゼミの重要なイベントと重なることがあります。
これに関しては、上記のインターンシップの特性を理解したうえで、1dayのインターンなら無理して行かなくていいな…など、取捨選択を決めましょう。
目の前に取り組んでいることが今しか出来ない重要なイベントなら、そちらに注力したほうが結果いいことが起きると思います。
ガクチカなど就活対策だけでなく、今しかできない学生生活のイベントに注力したほうが後悔しない人生になりますね。
結論、行けるなら絶対行く。より優先したいイベントがあるならそちらに注力する、です。
インターンシップは超難関!早めの対策を
テレビ局のインターンシップで、上級コースまで勝ち残るのは超難関です。
エントリーシートも課される場合がほとんどですので、早めの対策を心がけましょう。