
Photo by
kokagesha
何もうまれない日でも手を動かせば何かに辿り着くと信じプロテクト 一日一詩vol.53
自動筆記みたいにどれだけ疲れても出てくるものを記していく。新しい手法をこねくり回して一つでも多くを試す。いや違うな。限界を越えてその先を見たい。違うな。別に残さなくてもいい文章をわざわざ残すことはない。残さなくてはいけないこと、残したいこと。考えはじめていくと生が動く。形式よりも気持ち。計画性なき贅沢な文の連なり。じゃあ誰に届けたい。宛先は大事。疲れても疲れた一日の終わりでも足掻くこと一歩でも自分を進める積み重ね。だろ。やってるやつはやっている。他人は関係ない。自分との勝負というよりやらない自分が気持ち悪いだけ。習慣とドーパミン。あいつが寝ている間にまた一歩踏み出す。都合よく他人と比べてもいい。何が火をつける。薪をくべる。散文の観察と探索。何もうまれない日。手を動かせと焚きつける。白紙に書きつける。文字の羅列重ねかさぶたを剥がせ。自動しない。でも起動している手を動かせばアナログな速度で400文字。苦しくも絞り出す日こそだと。意地を張る。続けて何かを変えたがっている。