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二十四ぶんの一を 一日一詩vol.38

二十四ぶんの一を
好きなことをする時間にしよう
できたら何か作るのがいい
下手くそでも構わないから

人生は勝手に忙しくなる
忙しくしているほうが簡単なんだ
本当のはなし
きみ以外に誰もきみの人生は送れない
ため息より笑顔で
風が吹く海がみえる場所
背の高い木のした
陽を浴びて息をする

ただそれだけの心地よさを忘れて
人間ってなに
二十四ぶんの一でいい
遊ぼう

いつも通りの道を行く尊さもあるけど
ひとつ隣の道に広がる知らない風景
遠くに行くことが旅じゃない
きみの心が自由を感じるのが
行くこと生きることだから
旅にははじまりとおわりがある
その間にあるものを
もっと愛おしく 感じて
愛そう 表現しよう

二十四ぶんの一を歩く きみの瞳何が映る
世界はいつもぎりぎりのバランスで
驚くほどに美しいのに
驚かなくなった 自分に驚く

生まれてきた喜びを
身体はわかって 揺れている
心は笑って この場 触れていく
あるがまま パーフェクト
仕事 生活 ささやかな合間
二十四ぶんの一を使おう お好きなように

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